一工薬が23年3月期業績予想を下方修正
従来予想では車載、半導体などで市場好転の兆しが見えたものの、その後市況が悪化していることに加えて、原材料価格高騰やサプライチェーンの停滞による市況悪化などにより、業績基盤の新5工場の稼働率が計画の半分に落ち込んでいることが響く。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高490億9800万円(前年同期比5.1%増)、営業利益9億8800万円(同73.5%減)、最終損益3億9500万円の赤字(前年同期18億6000万円の黒字)だった。機能材料セグメントの海外向け難燃剤が大幅に伸長し売上高は増収となったものの、研究開発費の増加や原材料価格の高騰が価格転嫁を上回るなどしたことから営業減益を余儀なくされた。
出所:MINKABU PRESS
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