「ドローン」が15位にランク、米では医療物資の輸送に利用広がる<注目テーマ>
1 デジタルトランスフォーメーション
2 テレワーク
3 人工知能
4 5G
5 遠隔医療
6 コロナウイルス
7 半導体
8 電子認証
9 バイオテクノロジー関連
10 教育ICT
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ドローン」が15位にランクされ、再注目されている。
5月28日の日本経済新聞電子版で、「米国初のドローン(小型無人機)を活用した物資の長距離輸送サービスが始まる。医療法人のノバントヘルス(ノースカロライナ州)が27日、米連邦航空局(FAA)から承認を得たと発表した」と報じられた。既にドローンによる医療物資の輸送は、物流大手の米UPSなどが行っていたが、その最長飛行距離は20キロメートル程度といわれている。今回、当局から承認を得た輸送は米ジップライン(カリフォルニア州)が開発したドローンを利用するとされるが、同機は約1.8キログラムまでの物資を積み、約160キロメートルの飛行が可能とされる。実際にそこまでの長距離輸送はされないものの、新型コロナウイルスの感染拡大で人と人との接触を避ける傾向があることや、迅速な医療物資の輸送が急務であることなどを考慮すると、ドローンによる輸送の可能性はさらに広がりそうだ。
日本でも新型コロナウイルスの感染拡大で、無人配送へのニーズが高まっているものの、実用化のためのインフラはまだ未整備であり、今後の取り組みが注目されるところ。ただ、ANAホールディングス<9202.T>は5月20日、ドローンの機体構造技術の研究開発を行うエアロネクスト(東京都渋谷区)と物流向けドローンを共同で開発すると発表したほか、楽天<4755.T>も自律制御システム研究所<6232.T>と物流向けドローンの共同開発を行うなど企業による準備は進められており、今後も注目のテーマといえる。
この日の関連銘柄の動きは、ドローンによるヘルスケア用品配送などの実証実験を行っているFIG<4392.T>や、ドローンなどにも活用される人工知覚の研究開発を行うKudan<4425.T>などの動きが目立っている。
出所:MINKABU PRESS
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