<動意株・29日>(大引け)=アテクト、サンデン、魁力屋など

サンデン<6444.T>=物色の矛先向かい一時ストップ高。同社は28日、グループのサンデン・インターナショナル(米国)が北米エリアでは初となる電気自動車(EV)向け電動コンプレッサーの生産ラインを本格稼働させたと発表。これが材料視されているようだ。これにより、日本・中国・欧州・北米と4極生産体制を実現し、顧客の近くで生産することが可能になる。同社は今後、各地域で生産性改善を推進し、ノウハウを他の生産拠点に水平展開することで、グローバルでの更なる生産能力向上に努めるとしている。
魁力屋<5891.T>=大幅高で4日続伸。同社は3大都市圏を中心にラーメン店「京都北白川ラーメン魁力屋」を運営。今月15日に東証スタンダードに新規上場した。店舗数(社員独立支援制度による店舗やフランチャイズ含む)は右肩上がりを続け2020年に100店舗を突破、今年9月末時点では130店舗を展開している。コロナ禍からの経済正常化を追い風に、23年12月期単独営業利益は前期比58%増の6億200万円と過去最高益を予想。1~9月期時点の利益進捗率は9割超と好調だ。同社は魁力屋ブランドの国内店舗数を700店舗とする長期目標を掲げており、今後の更なる成長に期待が高まっている。
ネクスグループ<6634.T>=物色人気に急動意。28日の取引終了後、子会社ネクスのエッジAIコンピューター「AIX-01NX」について、米IronYun USAが提供するAIビジョンプラットフォーム「Vaidio AI Edge Package」を組み込んだソリューションとして動作することを確認し、「Vaidio」を活用した映像分析AIソリューションの取り組みで協業を始めると発表。これを材料視した買いが入っている。
アイ・ピー・エス<4390.T>=急伸。株価は大底圏にあったが、一転して急速に切り返す展開となっている。同社はフィリピンで国際データ通信回線や企業向けネット接続サービスなどを手掛けるユニークな業態だが、業績は連結決算移行(16年3月期)後の17年3月期以降に毎期増収増益を続けるなど好調を極めている。28日取引終了後、フィリピン国内海底ケーブルシステムが完成し、同国のCATV事業者に回線を提供することで収益が計上されることを発表、24年3月期第4四半期に計上するとしており、これを材料視する形で投資資金が集中した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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