1. DX変革の流れが加速して市場環境は良好
市場環境については、いわゆる「2025年の崖」問題(2018年9月に経済産業省が発表した「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」)では、既存システムの老朽化・肥大化・複雑化・ブラックボックス化などによって、企業の競争力が低下し、2025年以降に最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が発生する可能性が指摘されている。したがって、あらゆる産業で新たなビジネスモデルが求められ、DX変革の流れが加速すると予想される。システム開発・情報サービス産業の市場環境は中長期的に良好と言える。
長期ビジョンでITトータルソリューションカンパニーを目指す
2. ビジネス変革(DX)を支援するITトータルソリューションカンパニーを目指す
同社は長期ビジョンの「ありたい姿」として、企業のビジネス変革(DX)を支援し、企業の外部CIOとして企業成長に貢献するITトータルソリューションカンパニーを掲げている。売上拡大に向けてM&A戦略を積極推進し、実績のある既存事業の得意領域(公共分野、製造分野、社会インフラ分野など)と、新規事業の注力分野(スマートデバイス、クラウド、セキュリティなど)を融合させ、DXソリューションを提案できる体制の構築を推進する方針だ。注力分野のセキュリティ事業では、特に需要拡大が予想される中小企業向けに説得力のあるサービス設計を構築し、特徴のあるセキュリティソリューションの提供を目指す方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
この銘柄の最新ニュース
SIGGのニュース一覧- SIGG Research Memo(9):営業利益重視への転換や株主還元強化を評価、成長戦略第2フェーズの進捗に注目 2024/12/17
- SIGG Research Memo(8):株主還元はDOE6%目安、2025年3月期は大幅増配予想 2024/12/17
- SIGG Research Memo(7):ITトータルソリューションカンパニーを目指す 2024/12/17
- SIGG Research Memo(6):2025年3月期は大幅増収増益予想、さらに上振れ余地あり 2024/12/17
- SIGG Research Memo(5):2025年3月期中間期は計画超の大幅増収増益で着地 2024/12/17
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
SIGグループの取引履歴を振り返りませんか?
SIGグループの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。