好業績もレーティング引き下げが重荷、ネガティブ材料織り込みで再動意期待
時価総額:312.91億円
PER:25.65倍
PBR: 4.32倍
建設現場向けのITインフラ、測量機器及び計測システム等のレンタル・販売を手掛ける、建設ICTの専門企業。国交省が推進する「i-Construction」の下、建設現場での生産性向上に注力しており、ドローンを活用した3次元測量や取得したデータを基にした設計・施工計画など活躍の場は広い。
業績面においてはGW前の4/26に決算発表を行っており、前期は過去最高の売上高・利益を更新、今期計画においてもこれらから更に2ケタ成長を上乗せする好業績が続く見通しが確認される。システム事業の好調に加えて、測量計測やハウス備品事業等も堅調で新規顧客開拓も順調のように見える。
株価は決算材料を評価する動きがある一方で、東海東京証券がレーティングを引き下げるなど上値を抑える材料もあり、売り買いが交錯しやすいとみられる。先週の全体地合いに逆行高する動きも見せており、直近上昇からの下値を確認する動きがひと段落した後は週後半にかけて強含んでいくと予想する。