年初来高値の更新で上昇に弾みがつく展開
時価総額:415億円
PER:35.14倍
PBR:5.96倍
測量計測機器やシステム機器などのITインフラ一式を提供するシステム事業を主力としながら、建設現場向けレンタルなども展開。東京五輪に向けて需要の伸びが続く建設会社や測量会社向けに競争優位性を持ち収益を伸ばす。
国土交通省による建設ICT(情報通信技術)の推進を背景に、主力の建設現場向けシステムや測量機器のレンタル・販売が拡大し増勢が続く。また、近年では建設現場におけるモバイル固定IP電話サービスの提供を開始。モバイル回線を利用したインターネットサービスに加え、「固定電話」と「FAX」を1回線で同時利用できる新サービスで、特に山間部や海沿いの現場で利用価値が高い。各建設現場でニーズの高い固定電話とFAX機能を追加し建設現場における利便性の向上とICT化の提供で顧客取り込み強化につながる。
株価は一目均衡表の雲抜けを機に強含む展開で、需給好転を追い風に増勢を続けている。前回の紹介以降も着々と上値をとってきており、昨日は再び年初来高値を更新。中長期投資家に加えて短期筋も参入しているとみられる中で過熱感はそれほど感じられないため、もう一段の上昇が期待できそうだ。