<動意株・4日>(大引け)=エクストリーム、東電HD、ソースネクストなど
東京電力ホールディングス<9501.T>=大幅反発。読売新聞の電子版が2日、「国内最大級となる洋上風力発電所の建設を計画していることがわかった」と報じており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、欧州の洋上風力メーカーと提携し、1兆円規模の事業費を投じるとしている。また、候補地として千葉県銚子沖などを念頭に置いているほか、原子力発電1基に相当する100万キロワットを超える発電能力を想定しているという。
ソースネクスト<4344.T>=後場一段高。同社のAI通訳端末「ポケトーク」の最新モデル「ポケトークW」は、2020年の東京五輪・パラリンピックを控え訪日プロモートの重要ツールとしてマーケットの視線が熱い。また、国内外でサイバー攻撃への対応が重要テーマとなるなか、同社が手掛ける「ZEROウイルスセキュリティ」も高評価を集めている。株式需給面では売り残が積み上がり、信用倍率は0.8倍台と売り長で踏み上げ相場の色彩をみせている。業績は、19年3月期営業利益は前期比倍増の24億9900万円予想、20年3月期も20%以上の増益が有望視される。
北興化学工業<4992.T>=ストップ高。同社は昨年12月28日の取引終了後、集計中の18年11月期連結業績について、営業利益が26億5000万円から31億4000万円(前の期比37.4%増)へ、純利益が21億円から29億4000万円(同47.8%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。売上高は、主に農薬事業における国内販売の減少などにより414億円から410億円(同2.9%増)へ下振れたが、ファインケミカル事業における販売面での高利益品目へのシフトや製造原価の低減、全般的な販管費の節減などが利益を押し上げた。また、海外企業からの受取配当金も最終利益の上振れに貢献した。
アイ・ピー・エス<4335.T>=ストップ高。同社は、中堅企業を主要顧客ターゲットとして企業の情報システム構築やERP導入を支援するビジネスが好調。19年6月期は営業利益段階で前期比倍増の1億4000万円を計画している。また、会社側ではクラウドによるERP導入を当該企業と関係を結ぶ契機とし、コンサルティングや追加開発投資などで利益を伸ばす方針にあり、中期的な成長期待が強い。独SAPのパブリッククラウド認定パートナーの第1号に選ばれるなどその実力には定評がある。
多摩川ホールディングス<6838.T>=大幅高。同社は昨年12月28日取引終了後に、青森県下北郡に設置している小型風力発電所2基(1基当たり出力19.8キロワット)の売電を開始したと発表。業績への寄与などが期待されているようだ。今回売電を開始した小型風力発電所は、昨年7月に取得した4基のうちの2基。残りの2基については、売電が開始され次第公表するとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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