22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、週明けの米国市場の動向を警戒する流れも
・ドル・円は下げ渋り、中国株高で
・値下がり寄与トップは、ソフトバンクG<9984>、同2位はエーザイ<4523>
■日経平均は続落、週明けの米国市場の動向を警戒する流れも
日経平均は続落。69.54円安の22462.54円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えた。19日の米国市場ではNYダウは上昇したものの、ハイテク株の弱い値動きからナスダックは下落するなか、売り優勢の展開で始まった。また、トランプ米大統領は、米国が旧ソ連との間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄する意向を表明。ロシアとの緊張が警戒され、日経平均は前場半ばに一時22271.59円まで下げ幅を広げる局面もみられた。その後は中国・上海指数の上昇を受けて下げ幅を縮めるなど、外部環境に振らされる相場展開となった。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは石油石炭、精密機器、医薬品、機械、情報通信が軟調。半面、水産農林、鉱業、食料品、その他金融が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、ダイキン<6367>、アステラス製薬<4503>が重石となっている。
日経平均は直近安値水準でのこう着が続いているが、米・ロシアとの緊張を警戒した地政学リスクによる買い手控えのなか、インデックスに絡んだ売買に押されたものの、上海指数の上昇を背景に下げ幅を縮めている。東証1部の出来高が5億株程度と薄商いの中であり、引き続き外部環境の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。もっとも、下げ渋る動きはみられているが、週明けの米国市場では改めて地政学リスクへの警戒感が高まる可能性もあるため、戻り売り圧力は強そうである。
また、中小型株もまちまちであり、証券会社による強気格付けなど個別に材料が出ている銘柄以外は利益確定の流れが目立っている。今週から決算発表が本格化してくることもあり、日替わり的な個別物色の流れが続くことになろう。また、薄商いの中でイレギュラー的な価格形成になりやすい。特に個人主体の中小型株については大きく振れる可能性があるため、冷静に押し目を狙いたいところである。
■ドル・円は下げ渋り、中国株高で
22日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株安を受けた円高の先行でドルは小幅に値下げたが、中国株の上昇を手がかりにドルは値を戻した。
ドル・円は、日経平均株価の弱含みを受け株安を意識した円買いに振れ、ドルは一時112円30銭台まで値を下げた。その後、上海総合視指数など中国株のプラス圏推移で日経平均は下げ幅を縮小し、円買いはいったん弱まった。
ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安継続を警戒した円買いは目先も続くだろう。一方、時間外取引の米株式先物はまちまちとなり、目先反転した場合には米株高観測からドルに買いが入りそうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円35銭から112円60銭、ユーロ・円は129円39銭から129円68銭、ユーロ・ドルは1.1509ルから1.1518ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・アイ・ピー・エス<4335>やパルマ<3461>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは、ソフトバンクG<9984>、同2位はエーザイ<4523>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービス
「イタリアの格付けBaa2からBaa3へ引き下げ、見通し安定」
・モスコビシ欧州連合(EU)委員
「イタリアはEUとユーロを強く約束」
「単一通貨はイタリア国民にとり非常に重要」
・ボスティック米アトランタ連銀総裁
「経済成長が継続する証拠」「貿易政策の不透明感がリスクに」
「サウジアラビアの状況が潜在的なリスクに」
「FRBのB/Sは3−3.5兆ドルレンジに縮小へ」
【経済指標】
・米・9月中古住宅販売件数:515万戸
(予想:529万戸、8月:533万戸←534万戸)
・カナダ・9月消費者物価指数:前年比+2.2%
(予想:+2.7%、8月:+2.8%)
・カナダ・8月小売売上高:前月比-0.1%
(予想:+0.3%、7月:+0.2%←+0.3%)
<国内>
・13:30 8月全産業活動指数(前月比予想:+0.4%、7月:0.0%)
<海外>
・特になし
<HH>
・日経平均は続落、週明けの米国市場の動向を警戒する流れも
・ドル・円は下げ渋り、中国株高で
・値下がり寄与トップは、ソフトバンクG<9984>、同2位はエーザイ<4523>
■日経平均は続落、週明けの米国市場の動向を警戒する流れも
日経平均は続落。69.54円安の22462.54円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えた。19日の米国市場ではNYダウは上昇したものの、ハイテク株の弱い値動きからナスダックは下落するなか、売り優勢の展開で始まった。また、トランプ米大統領は、米国が旧ソ連との間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄する意向を表明。ロシアとの緊張が警戒され、日経平均は前場半ばに一時22271.59円まで下げ幅を広げる局面もみられた。その後は中国・上海指数の上昇を受けて下げ幅を縮めるなど、外部環境に振らされる相場展開となった。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは石油石炭、精密機器、医薬品、機械、情報通信が軟調。半面、水産農林、鉱業、食料品、その他金融が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、ダイキン<6367>、アステラス製薬<4503>が重石となっている。
日経平均は直近安値水準でのこう着が続いているが、米・ロシアとの緊張を警戒した地政学リスクによる買い手控えのなか、インデックスに絡んだ売買に押されたものの、上海指数の上昇を背景に下げ幅を縮めている。東証1部の出来高が5億株程度と薄商いの中であり、引き続き外部環境の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。もっとも、下げ渋る動きはみられているが、週明けの米国市場では改めて地政学リスクへの警戒感が高まる可能性もあるため、戻り売り圧力は強そうである。
また、中小型株もまちまちであり、証券会社による強気格付けなど個別に材料が出ている銘柄以外は利益確定の流れが目立っている。今週から決算発表が本格化してくることもあり、日替わり的な個別物色の流れが続くことになろう。また、薄商いの中でイレギュラー的な価格形成になりやすい。特に個人主体の中小型株については大きく振れる可能性があるため、冷静に押し目を狙いたいところである。
■ドル・円は下げ渋り、中国株高で
22日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株安を受けた円高の先行でドルは小幅に値下げたが、中国株の上昇を手がかりにドルは値を戻した。
ドル・円は、日経平均株価の弱含みを受け株安を意識した円買いに振れ、ドルは一時112円30銭台まで値を下げた。その後、上海総合視指数など中国株のプラス圏推移で日経平均は下げ幅を縮小し、円買いはいったん弱まった。
ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安継続を警戒した円買いは目先も続くだろう。一方、時間外取引の米株式先物はまちまちとなり、目先反転した場合には米株高観測からドルに買いが入りそうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円35銭から112円60銭、ユーロ・円は129円39銭から129円68銭、ユーロ・ドルは1.1509ルから1.1518ドルで推移した。
■後場のチェック銘柄
・アイ・ピー・エス<4335>やパルマ<3461>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは、ソフトバンクG<9984>、同2位はエーザイ<4523>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービス
「イタリアの格付けBaa2からBaa3へ引き下げ、見通し安定」
・モスコビシ欧州連合(EU)委員
「イタリアはEUとユーロを強く約束」
「単一通貨はイタリア国民にとり非常に重要」
・ボスティック米アトランタ連銀総裁
「経済成長が継続する証拠」「貿易政策の不透明感がリスクに」
「サウジアラビアの状況が潜在的なリスクに」
「FRBのB/Sは3−3.5兆ドルレンジに縮小へ」
【経済指標】
・米・9月中古住宅販売件数:515万戸
(予想:529万戸、8月:533万戸←534万戸)
・カナダ・9月消費者物価指数:前年比+2.2%
(予想:+2.7%、8月:+2.8%)
・カナダ・8月小売売上高:前月比-0.1%
(予想:+0.3%、7月:+0.2%←+0.3%)
<国内>
・13:30 8月全産業活動指数(前月比予想:+0.4%、7月:0.0%)
<海外>
・特になし
<HH>
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