■あらゆるテーマに絡む
CAE(工業製品の設計工程支援システム)中心で自動車・電機・機械精密・情報通信が4大顧客。05年KGTやプラメディア買収。利益の過半占めた「マットラブ」ソフトの代理権が09年に終了、米国シグメトリックスや加メイプルなど買収し自社品拡充へ舵。12年韓国販社設立など海外強化。AR/VRソリューションも展開。
今期業績に目を向けると、第二四半期偏重傾向があるとはいえ、2Qの伸びは好材料でした。
3、4Qはやや沈む傾向が近年はありますが、2Qの伸び同様、期待したいところです。
大手半導体メーカーと共同で、有機ELディスプレイ向けムラ補正機能IPを開発したり、
多種多様な車載用光学機器、電気・電子機器の設計評価に役立つCAEソリューションは今や事業柱。
注目すべきは、CAEのリーディングカンパニー[ANSYS社]製品も取り扱っており、ワイヤレス充電システムの設計なども手掛けているため、ワイヤレス充電関連の一角でもあります。EV車向けにはなりますが、秋に発売を予定されていると思われるIphone8にも給電機能が備えられるとも言われておりますので、あらゆるテーマになる同社に注目がいってもおかしくないでしょう。
中・長期チャートでも三角保ち合い煮詰まり感が出てきており、日足ベースでもいよいよレンジ抜けを期待したい局面。
秋相場に注目すべき銘柄の1つだと思っています。まずはレンジ上抜けに期待。