CRO事業の売上高は前年同期比8.6%増の73.72億円、営業利益は同23.9%増の19.34億円となった。業務別では、治験業務は臨床開発全体のマネジメント強化及び社内管理体制の一元化の推進等を進めることで売上高、営業利益ともに計画を超過した。PMS業務等は、売上高、営業利益ともに概ね計画通りに推移した。臨床研究業務は、受託プロジェクトの好進捗により売上高、営業利益ともに増収、増益となった。派遣型CRO業務は計画通りにリソース確保ができ、売上高、営業利益ともに堅調に推移した。医薬・医療系IT関連業務は、売上高は計画に若干届かなかったが、原価管理の徹底により営業利益は堅調に推移した。
SMO事業の売上高は同1.9%増の35.07億円、営業利益は同39.3%減の2.21億円となった。旧綜合臨床グループとの統合が順調に進捗し、プロジェクト管理体制の強化、提案型営業の全面展開等の営業体制の強化による業績の拡大と、品質管理体制の充実に取組んだ。
CSO事業の売上高は同6.3%減の19.33億円、営業利益は同38.0%減の0.69億円となった。医薬向けCMR、医薬向けのコールセンター、BPO業務、医療機器向けCMR全ての業務で、概ね計画通りに推移したが、医薬向けコントラクト(契約MR:医薬情報担当者)事業の環境変化により、一時的に大型の引き合いが減少したことが影響し、前年同期に対し減収となった。
Global Research事業の売上高は同14.4%増の12.11億円、営業利益は0.05億円(前年同期は1.01億円の損失)となった。実施中のプロジェクトが堅調に進捗、また新規取引先からの受注案件も貢献し増収となった。利益面においては売上増に加えて、経費のコントロールが貢献した。
益新事業の売上高は同48.6%増の25.61億円、営業損失は1.70億円(前年同期は1.74億円の利益)となった。専門サービス業務の事業基盤再編のための費用増加の一方、医薬品製品業務における既存市場深耕と新規地域市場開拓、さらに医療機器製品業務における販売基盤強化が収益に寄与し、計画比において売上の増収、営業損失の軽減となった。
2018年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.1%増の660.00億円、営業利益が同9.8%減の68.50億円、経常利益が同10.4%減の70.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.9%減の42.00億円とする期初計画を据え置いている。
<MW>
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