半導体・電子部品材料需要の増加を見越した見直し買い妙味
時価総額:152億円
PER:16.73倍
PBR: 0.57倍
砕石・石灰石の採掘向け産業用爆薬、自動車用の発煙筒、PC用電解コンデンサやキャパシタ向けの電解液等の電子材料、伊藤園等の飲料ボトリングをはじめ、半導体用シリコンウエハなども含め事業領域は多岐に渡る。上下水・排水処理施設等の設計・監理等も手がける。
業績面においては、ボトリング事業の製造ラインで不具合が発生したことに伴う特別損失計上、設備フルリニューアルを迫られたことに伴う利益圧迫により足元では下方修正を発表した。電子材料分野の需要低迷も大きく響いたとみられるが、化学品や産業用部材は下期にかけて底入れしてくる期待がある。
株価は10/31の中間決算発表の直後は売られたが、その後に一段と売り込む動きは限定的と言え、投げ売りは一巡したとみる。むしろ今回の業績下方修正をうけて悪材料出尽くしとみた中長期目線での投資家が下値を買っているとみられ、短期筋から腰の入った中長期投資家へと株主層が手替わりしたことで緩やかな戻り歩調を辿るのではないかと予想する。