1. 会社概要
BeeX<4270>は、DX及びマルチクラウドという2つの領域を軸にクラウドソリューション事業を展開している。企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミス環境からクラウド環境へ移行するクラウドテクノロジーに特化したプロフェッショナル集団である。SAPシステムのクラウド化を事業目的にテラスカイ<3915>の連結子会社として設立され、ミッションに「先進テクノロジーを利用し、お客様の成長と変革に貢献するビジネスパートナーになる」を、ビジョンに「企業の経済活動を活性化し、世の中にポジティブなエネルギーを与え、実りをもたらす存在であり続けることで社会に貢献する」を、それぞれ掲げている。社名のBeeXは「Be Excited(わくわくする)」の略と「花を渡り歩き、実をつける媒体=Bee(蜂)」の意味をあわせたものである。
2026年2月期中間期末時点でグループは同社、及びスカイ365(2025年4月にテラスカイが保有する株式の一部を取得して連結子会社化、2025年5月に(株)サーバーワークスが保有する株式を追加取得して議決権所有割合87.2%)の2社で構成されている。同社の本社は東京都中央区銀座、連結ベースの総資産は5,411百万円、純資産は2,874百万円、自己資本比率は52.4%、発行済株式数は2,235,700株(自己株式3,000株を含む)、従業員数(役員除く)は253名である。なお、親会社であるテラスカイの発行済株式(自己株式除く)総数に対する所有割合は2025年2月期末時点で67.99%である。同社はテラスカイグループにおいて、クラウドシステム導入サービスを行う唯一の会社として位置付けられている。
また同社は、東証グロース市場の上場維持基準に対して流通株式比率が適合していない状況となったが、2025年8月31日時点において流通株式比率が27.8%となり、すべての上場維持基準に適合する見込みとなった。正式な判定は、判定基準日となる2026年2月末時点の状況について、2026年3月以降の東京証券取引所からの判定結果に係る通知をもって行われる。
2. 沿革
同社は2016年3月に設立し、SAPシステムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス、及びクラウド環境移行後の保守・運用サービスを開始した。その後、SAP、Amazon、Microsoft、Googleより各種認定を取得するとともに、2019年3月にテラスカイよりAWS事業を承継するなどして業容を拡大した。そして2022年2月に東証マザーズ(現グロース市場)に株式上場した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
BeeXのニュース一覧- BeeX Research Memo(6):事業環境は良好。契約先拡大と高付加価値サービス拡充を推進 2025/12/03
- BeeX Research Memo(5):2026年2月期中間期は販管費増加で減益だが、売上高は過去最高と順調 2025/12/03
- BeeX Research Memo(4):クラウドテクノロジーのスペシャリストがマルチクラウドサービスを提供 2025/12/03
- BeeX Research Memo(3):クラウドソリューション事業を展開 2025/12/03
- BeeX Research Memo(1):2026年2月期2ケタ増収増益予想で期末に初配当を実施 2025/12/03
マーケットニュース
- 来週の株式相場に向けて=年内最後のFOMCに関心、ブロードコム決算なども注目 (12/05)
- 東京株式(大引け)=536円安と4日ぶり反落、主力株に利益確定売り膨らむ (12/05)
- 5日香港・ハンセン指数=終値26085.08(+149.18) (12/05)
- 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米利下げ観測も円売りが下支え (12/05)
おすすめ条件でスクリーニング
BeeXの取引履歴を振り返りませんか?
BeeXの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。