森六、今期経常を一転22％減益に下方修正

　森六ホールディングス <4249> が10月15日大引け後(17:10)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の89億円→69億円(前期は88.2億円)に22.5％下方修正し、一転して21.8％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の40億円→25億円(前年同期は46.4億円)に37.5％下方修正し、減益率が13.8％減→46.2％減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、主に樹脂加工製品事業において、生産台数の減少や製品構成の悪化、中国現地メーカーとの競合等に加えて、円高に伴う為替の影響により、当初予想を下回る見込みとなりました。利益につきましては、減収の影響に加えて、昨年第３四半期から収益に影響を与えていた米国工場の生産安定化に向けた費用が引き続き負担となり、営業利益および経常利益が当初予想を下回る見込みとなりました。また、米国工場で計上していた繰延税金資産の取り崩し等により、法人税額が増加する見込みであることから、当期純利益も当初予想を下回る見込みとなりました。　なお、米国工場の生産安定化による収益回復、中国春節に向けての生産増、各拠点の生産体質強化により、下期は上期に比べて増益を見込んでおります。※本資料に記載されている当社グループの当期の業績見通しは、本資料の日付時点において入手可能な情報による判断及び仮定を前提にしており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合があります。