環境機器関連事業の売上高は前年同期比0.8%増の58.17億円、セグメント利益(営業利益)は同9.1%増の6.29億円となった。浄化槽・排水処理システムの国内売上高は、新型コロナウイルス感染症によって抑圧されていた設備投資需要の回復によって修繕工事の受注が大きかったことから前年同期比で増加した。海外売上高については、中国における産業排水処理施設の大型案件の完成やインドにおける事業の堅調な推移などの増加要因はあるものの、前年同期におけるイラクにおけるJICA支援プロジェクトへの浄化槽等の納入と同等の案件はなく全体としては減少した。地価飲料水事業はストックビジネスであるエスコ契約に係る売上高及びメンテナンス売上高は新規契約によって増加した。
住宅機器関連事業の売上高は前年同期比1.8%減の44.61億円、セグメント利益(営業利益)は同58.6%減の0.48億円となった。建設関連業者等(ゼネコン・地場建築業者・ハウスメーカー等)向け住宅設備・建築資材等の販売は、メーカーにおける海外部品調達難に起因する商品の出荷制限等の影響について、当第1四半期連結累計期間において解消した。また、ホテルや老健施設等における設備投資需要の回復によって建築関連業者等への水回り商品を中心とした販売については前年同期比で増加した。ホームセンター向けリテール商材の販売は、ホームセンター向けの主力商品の供給が通常納期に戻ったことにより前年同期比で増加した。住機部門工事(外壁・農業温室・店舗建築・冷凍冷蔵工事等)は、外壁工事の大型案件(病院の外壁タイル工事や体育館の屋根工事)及び冷凍冷蔵・空調設備工事の売上が好調であったが、前年同期に売上を計上していたホームセンター事業を展開しているDCMグループの店舗建築工事について当第1四半期連結累計期間に同等の案件がなかったことから減少した。
再生可能エネルギー関連事業の売上高は前年同期比38.3%減の3.43億円、セグメント損失(営業損失)は0.15億円(前年同期は0.18億円の利益)となった。
その他事業の売上高は前年同期比5.3%減の1.47億円、セグメント利益(営業利益)は同46.7%減の0.11億円となった。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.3%増の400.00億円、営業利益が同3.2%減の8.00億円、経常利益が同23.2%減の9.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.3%減の5.50億円とする期初計画を据え置いている。
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