タカギセイコ、今期経常を一転1％減益に下方修正

　タカギセイコー <4242> [東証Ｓ] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.7％増の6.9億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の29.9億円→26.5億円(前期は26.7億円)に11.4％下方修正し、一転して0.8％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の8.9億円→5.5億円(前年同期は12.3億円)に38.2％下方修正し、減益率が27.9％減→55.5％減に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.8％→5.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間の売上高は、世界的な半導体不足に加えて新型コロナウィルス感染症に対する中国の都市封鎖等による顧客の減産・生産調整の影響を見込むものの、当初の想定為替レートに対して円安で推移していることによる邦貨換算の増収効果もあり、概ね前回の発表数値通りに推移する見通しではありますが、損益面では、経費削減等に取り組んでいるものの上述の減収要因等の影響により、営業利益は前回発表の950百万円を51.6％下回る460百万円、経常利益は前回発表の890百万円を38.2％下回る550百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失270百万円（前回発表数値は、親会社株主に帰属する四半期純利益20百万円）の見通しとなりましたので、第２四半期（累計）連結業績予想および通期連結業績予想を修正致します。　なお、下期の業績につきましては、市場の動向、部材不足の継続や経済活動減速リスク等、多くの不透明要因があり現時点では予測が困難なことから、期初予想を据え置きとしております。　※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性がございます。