積化成、今期営業を35％下方修正

　積水化成品工業 <4228> [東証Ｐ] が10月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結営業利益を従来予想の20億円→13億円(前期は7.9億円)に35.0％下方修正し、増益率が2.5倍→63.9％増に縮小する見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結営業損益は従来予想の2億円の黒字→3億円の黒字(前年同期は3.1億円の赤字)に50.0％上方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　1.第２四半期（累計）連結業績予想上方修正理由 ＜営業利益＞ ・モビリティ領域の新需要取込（国内）と下期計画分の一部上期取込（通期では変更なし）（約＋６億円） ・ヒューマンライフ分野における需要低調とエネルギー価格高騰の価格転嫁未達 （約△４億円） ・中国における需要低迷による影響等 （約△1億円）＜経常利益・当期利益＞ ・為替差益や米国における雇用助成金(コロナ対応)収入などによる営業外収益増加 （約＋８億円）2.通年連結業績予想下方修正理由＜営業利益＞・ モビリティ領域の新規需要取り込み継続 （約＋３億円） ・ヒューマンライフ分野の上期減益の影響等 （約△４億円）・欧州子会社・Ｐroseatにおける人件費高騰や中国需要低迷影響等 （約△６億円）＜経常利益・当期利益＞ ・上期の上振れ分を考慮し、予想数値は変更しておりません。配当予想につきましては、2023 年４月 28 日公表値から修正はありません。なお、第２四半期累計期間の決算短信については、予定どおり、10 月 31 日に開示予定です。（注）本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記載は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。