主力事業の回復期待とテーマ物色の範囲拡大で見直し買い
塩化ビニル樹脂コンパウンドの最大手で、フイルム事業や食品包材事業などにも強みを持つ。車用機能部品を強化しており、ウィンドウ向けのフイルムや各種の内装・外装品のほかEV自動車用の充電ケーブルなども製造している。
【業績面】
業績面においては10/30に中間決算を発表し、売上高は18.1%減収、営業利益は39.3%減益で厳しい上期であった。とくに自動車・鉄道・船舶向け市況の悪化が大きな打撃となり数量減、日用生活品およびヘルスケア分野の抗ウイルス製品や食品包材の拡販による業績貢献に加え、販管費削減や原材料価格の低減に努めたがカバーしきれなかった。しかしながら、下期においては徐々に自動車などTR分野での回復が見込まれるほか、利益率改善の効果がフル寄与してくることを見込み、従来の通期計画よりも営業利益3割強、経常利益5割の増益修正を発表している。
【株価動向】
株価は3/13安値311円を底値に4月の抗ウイルス製品需要増などを材料視した急反発などもあったが、戻りは限定的で、未だコロナショック以前の水準回復には至っていない。しかし、足元では自動車市況の回復に伴い明るい見通しが確認され始めたことで自動車用のワイヤーハーネスなどケーブル事業の復調が期待されるほか、EV自動車の普及に政策的な後押しも加わることなどを加味して、バリュエーションの水準訂正も起きてくるものとみる。
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