ＵＢＥ、今期経常を31％下方修正

　ＵＢＥ <4208> [東証Ｐ] が11月2日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の385億円の黒字→265億円の黒字(前期は87.4億円の赤字)に31.2％下方修正した。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の120億円の黒字→113億円の黒字(前年同期は27.4億円の赤字)に5.8％下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（第２四半期累計期間）売上高は、中国経済停滞の影響等により樹脂・化成品セグメントのナイロンポリマー・カプロラクタム等の販売価格が下落し販売数量も減少することなどから、前回予想を下回る見込みです。営業利益は、機能品・機械・その他セグメントが堅調に推移するものの、ナイロンポリマー・カプロラクタムが販売数量減に加え価格スプレッド（販売価格と主原料価格の差）も縮小したことから樹脂・化成品セグメントが悪化し、前回予想を下回る見込みです。なお、セメント関連事業(持分法適用関連会社)が石炭などエネルギー価格の高騰等を反映させた販売価格へ是正を進めたことなどにより持分法投資損益が大幅に改善することから、経常利益は前回予想並みとなり、親会社株主に帰属する四半期純利益は税金費用の減少等もあり前回予想を上回る見込みです。（通期）樹脂・化成品セグメントにおいて下期の需要回復が前回予想時の想定よりも大幅に遅れることが見込まれるため、通期の業績予想も前回予想を下回る見通しです。配当予想については変更ありません。