建設DXサービス「SPIDERPLUS」を提供するスパイダープラス株式会社は、現在展開している「建築工事領域」に加え、「プラント領域」への展開を強化することをお知らせします。 プラント領域への展開本格化の第一弾として、プラント業界出身者を責任者とした専門部署を設立しました。今後、プラント専門部署による営業やカスタマーサポートの提供に留まらず、プラント領域での活用に合わせた「SPIDERPLUS※」のアップデートや新サービス開発を行い、プラント業界のデジタル化に貢献してまいります。 また、アライアンスやM&Aも組み合わせた積極的な事業展開を予定しており、プラント領域におけるDXマーケット・リーダーとしてのポジションを早期に獲得することを目指します。 ※:プラント向けDXサービスは「SPIDERPLUS for Plant」の名称にて開発・販売予定です。
1. プラント業界への展開本格化の背景
発電所や工場などのプラント施設は、その設備性能の維持・改善を行うための設備管理や保全、整備業務(以下、総称して「メンテナンス業務」)が日々、適宜、定期的に行われています。
また、プラント種別によっては生産を停止した大規模な定期修繕も行います。
これらのメンテナンス業務は、運転期間が30~50年と長期間に及ぶプラント施設において特に重要な業務となります。
一方で、プラント施設で行われるメンテナンス業務は、その敷地面積が広大であることから多くの人員を必要とし、さらには大量の機械図面や機械設備のメンテナンス記録を持ち運びながら大規模な現場を巡回する必要があるなど、建設現場と同様にデジタル活用による効率化の余地が大きく、また、図面を起点にメンテナンス業務が行われることから、SPIDERPLUSとの親和性が高い領域です。
そんな中、プラント業界はタブレット端末やクラウドサービスの利用などデジタル化の潮流にあり、当社においてもSPIDERPLUS導入企業の一部にはプラント業界大手企業が名を連ねています。
▼プラント業界における導入企業(一部)
https://spider-plus.com/industry-users/
▼顧客導入事例(株式会社コベルコE&M様)
https://spider-plus.com/case/8035/
以上のように、当社の主力サービスであるSPIDERPLUSとプラント施設のメンテナンス業務との親和性が高いこと、社会インフラでもあるプラント施設においてもDXによる生産性向上が急務であることを事業機会と捉えて、プラント業界へ本格参入することといたしました。
2. 今後の展開について
当社は今後、プラント領域におけるシェア拡大のため、既存プラント業界導入企業への浸透や展示会への出展による新規顧客の開拓、取次店や代理店を活用した販売網の構築、アライアンス・M&Aなども活用したプラント業界向けのプロダクト・サービス開発を行ってまいります。
出展予定の展示会について
本取り組みが今期の業績に与える影響は軽微となる見通しですが、中長期的には当社の業績及び企業価値の向上に資するものと考えております。
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