上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の48億円→55億円(前期は60億円)に14.6%上方修正し、減益率が20.0%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。
同時に、今期の上期配当を従来計画の16円→18円(前年同期は13円)に増額し、年間配当は34円になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期累計期間につきまして、当社グループの主要顧客である自動車業界では、サプライチェーン混乱の影響を受けて自動車の販売台数は回復しておらず、その影響を受け当社グループの販売数量は計画を下回りました。一方で、為替影響を含む原料価格が上昇しており、大半は販売単価に転嫁しました。それらの結果、売上高は概ね前回発表予想通りとなりました。営業利益は、昨年度に戦略的に積み増しを行った在庫(原料市況や円安の影響を受けていない安価在庫)の消費を推進したことによる売上原価低下の影響等により、前回発表予想を上回る見込みです。さらに、ベトナム子会社への外貨建貸付の未実現為替差益の計上等により、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表予想を大きく上回る見通しです。通期の連結業績予想につきまして、販売数量は引き続き部材不足による世界的な自動車減産の影響を受け減少する見通しです。また、販売単価は為替設定レートの変更により上昇する想定です。それらの結果、売上高は前回発表予想を上回る見込みです。利益は、販売数量の減少、物流コストの上昇等による販売費及び一般管理費の増加等により、前回発表予想からの増加額は1.(2)表の通りとなります。なお、通期業績予想における為替レートにつきましては、1米ドル131円を前提としております。
当社の利益配分についての考え方は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針としています。2023年3月期中間期末を基準日とする中間配当につきましては、今回の第2四半期累計期間の業績予想修正を踏まえ、利益配分の方針、財務体質の状況等を総合的に勘案し、1株当たり16円から18円へ修正します。営業外収益(為替差益)及び営業外費用(貸倒引当金繰入額)の内容2023年3月期第2四半期累計期間(2022年4月1日から2022年9月30日)の外国為替相場の変動に伴い、為替差益3,010百万円を計上する見込みです。これは、当社が保有する外貨建資産・負債に対し発生したものであり、主な内訳としてはベトナム子会社への貸付1,885百万円、売掛債権840百万円であります。今後の為替相場の状況によりこの金額は変動いたします。また、為替差益のうち未収入金に係る為替差益を738百万円計上する見込みです。その同額を営業外費用(貸倒引当金繰入額738百万円)として計上いたします。加えて、外貨建貸付金に係る為替変動リスクに対するヘッジを目的としたデリバティブ取引を行っており、営業外費用(デリバティブ評価損)444百万円を計上する見込みです。それらの結果、実質的な為替差益は1,827百万円となります。
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