1. 2022年6月期第1四半期の業績
ベイシス<4068>の2022年6月期第1四半期の売上高は1,502百万円、営業利益151百万円、経常利益149百万円、四半期純利益96百万円となった。2021年6月期第1四半期については四半期財務諸表を作成していないため、2021年6月期第1四半期の数値及び2022年6月期第1四半期の対前年同期比増減率については記載していない。ただし、会社側が公表している参考値を基にした増減率では、売上高が前年同期比60.5%増、営業利益は同249.9%増、経常利益は同244.4%増、四半期純利益は同225.2%増と売上高及び各利益において非常に高い伸びとなっており、計画を上回る進捗だ。サービス別売上高については、収益認識に関する会計基準に沿ってサービス別売上高を算出しているが、同社の事業セグメントはインフラテック事業の単一セグメントとなる。なお、サービス別の売上内訳は、モバイルエンジニアリングサービス1,212百万円(構成比:約81%)、IoTエンジニアリングサービス235百万円(構成比約:16%)、その他53百万円(構成比約:4%)となっている。
モバイルエンジニアリングサービスについては、通信キャリアの5G関連投資により前期に比べ稼働人数が増え前年同期を上回る売上となった。また、IoT エンジニアリングサービスについては、ガス業界におけるスマートメーター設置が進み、計画を上回る進捗となった。なお、電力業界におけるスマートメーターについては、2020年6月期に設置計画はほぼ完了したものの、機器の不具合による交換作業の追加受注があり、計画を上回る進捗になった。
2. 四半期推移
四半期推移については、2020年6月期を参照すると、第2四半期、第3四半期に売上及び利益の偏重が見て取れる。同社の事業特性上、通信キャリアの決算月である3月末が同社の第3四半期に該当するため、売上及び利益がピークとなる傾向があるという構造だろう。ただし、2021年6月期については、各キャリアの5G関連投資費が増えたため第4四半期がピークとなった。今期は楽天モバイルの投資が落ち着くと見られ、例年同様に第3四半期がピークとなると想定されるが、引き続きキャリア各社による高水準の5G投資は継続すると考えられ、同社の利益成長をけん引すると弊社では考えている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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