<動意株4日>(大引け)=東プレ、アズジェント、日本エンターなど
アズジェント<4288.T>=後場急動意で一時ストップ高。同社はきょう、サイトロック(東京都品川区)とアマゾン ウェブサービス(AWS)向けクラウド運用サービスで協業すると発表。これが材料視されているようだ。
日本エンタープライズ<4829.T>=急騰。特に目新しい材料は観測されていないものの、この日にLINE関連として急上昇しているエイチーム<3662.T>の大株主の一角に名を連ねていることから、エイチームの上昇が刺激材料となっているようだ。日本エンターの株価は、集計中の14年5月期業績見込みの悪化懸念と下方修正から5月以降調整局面にあったが、全般相場が好転する中でリバウンド狙いの買いも入っているようだ。
日本カーバイド工業<4064.T>=大幅高。目先は3月11日に上ヒゲでつけた高値282円が戻り相場の要衝となっているが、時価はそこを目前にとらえており、「上抜けば否が応にも市場の注目度が高まる」(市場関係者)状況にある。特定資金の介在思惑をバネに昨年6月から7月にかけ株価は794円の高値に駆け上がった。その後は、追随した個人投資家資金の信用買い残が重荷となり、追い証を回避した投げを絡めて大幅な調整を余儀なくされた。株価は一昨年の水準まで完全に往って来いとなったが、ここにきて切り返し鮮明、因縁玉を迎えに行く展開となっている。
エイチーム<3662.T>=ストップ高。きょう付の日本経済新聞で、東京証券取引所への株式上場の準備を進めているLINE(東京都渋谷区)が、米国での同時上場も検討すると報じられたことを受けて、LINEと同じ韓国NHNグループのNHNエンターテインメントと合弁会社を設立し、LINEやカカオトークなどのメッセンジャープラットフォーム向けゲームを開発する同社にも関連銘柄物色の波が波及したようだ。また、同社は第3四半期決算を来週13日に発表予定であり、これに対する期待感もあるようだ。
住友精化<4008.T>=3連騰。紙おむつは経済成長に伴い新興国で普及が拡大しており、主要部材の高吸水性樹脂(SAP)を手掛ける同社の収益に強力なフォローの風を形成。SAPの需要は中期的にも新興国で年間10%前後の成長が見込まれているが、同社は昨年の夏に生産能力を増強したのに続き、5月28日にも韓国で生産ライン新設する方針を発表、今、来期の需要取り込みに盤石な布陣をみせている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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