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※2018年3月29日14時に執筆
現在、個人的には酸化チタンに注目している。
酸化チタンは主に化粧品の材料として利用されていることが多いが、最近では世界経済拡大を背景に自動車のボディ、住宅の壁向けなどでも需要が伸びており、各社の業績が好調に推移している。
実はインバウンド関連としても注目度が高い、酸化チタン関連銘柄を今回は紹介していく。
〇酸化チタンとは?
一般的に名前が知れ渡っている「チタン」と言えば、キッチン用品からアクセサリー、スポーツ用品と、あらゆる製品に使われている金属のことを指している。一方で、酸化チタンとは名前の通りチタンの酸化物であり、屈折率はダイヤモンドよりも高いとされている。また、用途としては顔料や食品や化粧品などの着色料、オフセット印刷の感光体、日焼け止めなどに使われることが多いようだ。
〇インバウンドや自動車・住宅関連からのシナジー
酸化チタンが注目されている理由は大きく2つに分類することができる。ひとつは、インバウンドとしての側面だ。特に化粧品メーカーは訪日外国人観光客の需要が化粧品などに向かっているため、全体の売上増の一因となっている。当然、その素材として使われている酸化チタンにも強い追い風となっている。もうひとつは、世界経済拡大を背景にした自動車のボディ、住宅の壁向けなどでも需要が伸びていることが起因している。
○酸化チタン関連銘柄
<4027>テイカ
塗料・インキ向け汎用用途の酸化チタンや機化粧品向け機能性用途の微粒子酸化チタンを主力としている。同社が販売している酸化チタンは塗料の顔料用途に加えて、日焼け止め原料としても利用されている。このまま化粧品向けのインバウンド事業が拡大していけば、酸化チタン関連銘柄としてさらに注目を集める可能性があるだろう。
<4098>チタン工業
酸化チタンメーカー中堅で、酸化チタンと酸化鉄を主力事業として展開している同社。超微粒子酸化チタンの収益拡大に取り組んでおり、生産拡大を見込んで同社の宇部開発センターでは、超微粒子酸化チタン製造設備増設工事が行われている。
<4028>石原産業
酸化チタンでは国内トップシェアを誇る同社。酸化チタンの販売量が前年比を上回っており、アジア地域での需給が改善されたことが背景にある。今後はインキ用など高付加価値品へのシフトを推進していく見込み。
〇福ちゃん的まとめ
世間一般では知名度が低いものの、さまざまな製品に使われることが多い酸化チタン。特に特に化粧品向けとしては需要が非常に高く、このままインバウンド関連で売り上げが拡大していけば、長期的な期待もできるだろう。上場企業で扱っているところも少ないため、今回紹介した企業を中心に狙ってみることをおすすめする。
このほかにも様々なテーマ株における銘柄紹介をブログにて定期的におこなっている。検索サイトで「株大臣福ちゃんの株会議」と検索してもらって是非ともチェックして欲しい。
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執筆者名:株大臣福ちゃん
ブログ名:株大臣福ちゃんの株会議
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