クレハが反発、販価への転嫁進み上期業績予想を上方修正
円安効果や原燃料価格上昇分に対し販売価格への転嫁を進めたことに加えて、農薬出荷の前倒しなどが要因という。また、付加価値の高い製品の売り上げの増加や販管費の下期へのずれ込みなども寄与する。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高1800億円(前期比6.9%増)、営業利益220億円(同9.2%増)、純利益160億円(同13.0%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高492億8000万円(前年同期比30.2%増)、営業利益81億4500万円(同91.4%増)、純利益54億6000万円(同65.3%増)だった。機能製品事業のリチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂を中心に売り上げが伸長。原燃料価格上昇の影響を製品価格へ転嫁を進めたことも寄与した。
出所:MINKABU PRESS
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