導入企業は、主として飲食店・小売店・サービス提供店など実店舗を多店舗展開する企業となっている。導入企業は、スマートCRMサービスを活用し、会員登録する顧客の個人情報である氏名・メールアドレス・会員ID・住所・性別・生年月日・職業などの属性データや、来店回数・来店日付・ポイント数・クーポン利用回数・来店スタンプ数・購買商品・購買金額などの行動履歴や購買履歴情報など多くの情報を管理している。情報送受信の手段には、会員登録フォーム・メール配信・空メール送信・アプリプッシュ通知・音声自動送受信(IVR)・LINE 連携などがある。情報分析の手段には、グラフなどでデータ分析できるダッシュボード、他社の有力な分析ソフトへデータを移行できるツールなどがある。効率よく顧客情報を管理するにはCRMをPOSレジに連携させることが重要となる。同社CRMは大半のPOSレジと連携することが可能で、これが同社製品の強みまた特徴と言える。
業績については、24年12月期売上高は前期比4.0%増の1,135百万円、営業利益は同89.5%減の10百万円を計画している。24年度は成長投資に集中するため大幅減益の見通しも、25-26年度には徐々に投資効果が現れて成長率が高まっていく可能性がある。コロナ禍の終了、インバウンド消費の復活などにより顧客となる飲食店・小売店のCRMへの投資意欲は高まっており、同社への引き合いも足元で膨らんでいる。
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