ユーザーロカが一時１６％安と急落、公募増資による希薄化などを嫌気

　ユーザーローカル<3984.T>が急落。株価は一時、前週末に比べ１５．８％安に売られた。８日取引終了後、東京証券取引所の承認を受け、１１月２８日に東証１部または同２部へ市場変更することとなったと発表した。ただ、同時に公募増資と株式売り出しを行うことも明らかにしており、この日は増資などによる１株当たり利益の希薄化や需給悪化を嫌気する売りが脹らんだ様子だ。３１万４６００株の公募と５１万８１００株の株式売り出し、それに上限１２万４９００株のオーバーアロットメントの売り出しを実施する。公募に伴う調達資金は約１２億７６００万円で、設備投資や本社増床にかかる費用などに充てる。発行済み株式数は最大で約４％増える見込み。発行価格は１８日から２１日までのいずれかの日に決定する。

出所：MINKABU PRESS