決算シーズンを前に業績相場を先取り、調整完了から上放れ期待も
時価総額:649億円
PER:70.66倍
PBR:11.56倍
クラウド活用のERP・総合基幹システムおよびWeb活用のマーケティング支援などを手がける。クラウドソリューションとして『ZAC』、『Reforma PSA』といった業務サービス提供を軸に、各種デジタルトランスフォーメーション事業としてデジタル領域におけるビジネス支援を行う。グローバルビジネス支援として中国・台湾をはじめASEAN諸国にも進出。
業績面においては11/12に第3Q決算を発表、上期の減速を埋め戻す形で累計売上高は前期比15.2%増収、経常利益は同17.8%増益と2ケタ増となった。不採算案件の整理が一巡したほか、今後の成長柱になることが期待されるDX事業においても一定の成果がみられ前年同期比で6.4%増収、利益面は人件費等が伸びを抑制した格好となっている。
株価は上記の決算発表直後に上放れして3000円台を推移、投資家の成長期待も膨らみ11月には4490円まで上値を伸ばした。その後はやや調整局面入りしたが決算発表前の水準まで往って来いとはならず、日柄調整期間に。高値更新から1か月超が経過して足元の株価は再び25日移動平均線上にあり、戻り売りをこなしつつ次回の決算発表に向けて業績期待の買いが流入しやすいとみる。メインのクラウドソリューション事業が好調なことから業績上方修正の可能性は高い。