1. 事業環境と長期ビジョン
セグエグループ<3968>の今後の事業環境は、サイバー攻撃関連通信を観測している国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のレポートによれば、2023年に観測されたサイバー攻撃関連通信は前年比18%増加し、5年前との比較では約3倍に増加している。サイバー攻撃の増加に伴い、サイバーセキュリティ対策も拡大し国内セキュリティ市場は、2022~2027年の年平均成長率(CAGR)が7.2%になると予測されている。
一方、内閣サイバーセキュリティセンター:サイバーセキュリティ2023(年次報告・年次計画)では、サイバー空間を巡る昨今の状況変化と情勢について、1)様々な分野・組織で情報システムの利用が拡大し、サプライチェーンの多様化・複雑化が進展、生成AIなど新たな技術も普及する、2)これに伴って、サイバー攻撃の侵入口の増加、セキュリティ対策の不備などによるシステム障害・情報漏えいのリスクの高まりが予想される、3)さらに、安全保障環境が厳しさを増す中で、国家を背景としたサイバー攻撃が平素から行われるようになっている、と分析する。こうした背景のもと取り組み施策を策定し、各省庁でサイバーセキュリティ関連予算を計上している。また、防衛省の「防衛産業サイバーセキュリティ基準」や厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」など、セキュリティ基準を改定・厳格化しており、関連機関・取引先企業などは、これらに沿った対応が求められている。
同社では、こうした事業環境を前提に、長期ビジョン「Segue Vision 2030」を策定した。現在そして今後ますます増加し多様化してくるデジタルネットワークのセキュリティ脅威を排除するために、技術、プロダクト、サービスで支える顧客の最良のパートナー企業として情報セキュリティ&ITインフラを統合した『トータルセキュリティソリューションカンパニー』を目指す。具体的には、セキュリティサービス、セキュリティプロダクト、ITインフラ及びIoTプロダクト、システムインテグレーション、クラウド基盤サービスなどを、ワンストップで提供することを計画する。そして、2030年にSegueグループの目指す姿を、「セキュリティ分野での多様な機能を提供する唯一無二の存在」になることとし、2030年の業績イメージとして、売上高500億円、営業利益率10%超を掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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