通販向け段ボールの数量増見込む
時価総額:2748億円
PER:13.08倍
PBR:0.98倍
【通販向け段ボールの数量増見込む】
5/11に発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高6500億円(前期比7.3%増)、経常利益320億円(同38.1%増)、最終利益は210億円(同26.3%増)と大幅増益を見込み、9期ぶりに過去最高益を更新する見通し。今期は、食品・飲料や通販向け段ボールの数量増が見込めるうえに、段ボール価格の値上げ浸透効果が期待できる。
【紙、板紙の輸出は過去最高】
段ボール製品の価格修正効果と古紙価格下落によるスプレッド拡大で堅調な業績期待から、底堅い株価推移が続いてきた。ただ古紙価格が高止まり価格は一巡し、株価は一旦織り込んだ模様である。過去輸出最高は海外でも段ボールを作る為の原紙が伸びた。
【ネット販売の普及で段ボールの需要拡大】
軟包装関連事業は売上拡大中で海外関連事業はM&A効果が寄与してきた。時価近辺のPBRは1倍割れで、株価は水準訂正へ動いて行ってもおかしくなだろう。また、段ボール需要はインターネット通販の増加等で今後も伸びを見込め、堅調な業績が期待される。ニンテンドーラボが人気となり、板紙・段ボールで国内トップシェアを誇る同社も関連銘柄として関心を集める可能性がある。
板紙・段ボールで国内トップシェア。国内で初めて段ボール事業を開始。