■中旬に1Q決算予定
昨年秋に、2138クルーズのゲーム事業(16タイトル)を買収したのは記憶に新しいと思います。
この買収劇を受けて、今年初めにいちよし証券が17年、18年の営業利益見通しをそれぞれ8.5億円→15億円、12億円→19億円に引き上げました。AI(人工知能)を使ったスマートフォンゲームの自動運用の試運転にも期待。
2月1日を境に5000円を超えたところから、纏まった空売りが入り大きく値を下げました。
1つ2つの機関が集中して空売った結果であり、失望された売りでない事はポジティブですが、高値から一時は半額に。
その後の決算発表後からも、売られる内容ではなかったものの、その前の流れから売り圧力が強い展開が続いています。
7日引け後に、セガサミーホールディングス(6460)傘下のセガゲームスが提供しているスマートフォンゲーム[ボーダーブレイクmobile―疾風のガンフロント―]について、共同事業に関する契約を締結したと発表。
今後、同ゲームの収益は全てマイネット子会社のMNEに帰属することになり、現時点では業績に与える影響は軽微のようですが、収益全てが入る事は好材料でしょう。
2日には、業務提携しているゲーム開発のINDETAILと資本提携し関係強化を図ることなども発表。このINDETAILは来年に上場を狙う会社でもあり、期待もあります。
26日には、子会社のネクストマーケティングが、スマートフォンゲーム業界のマーケティングイベント[Next Marketing Summit]を開催し、800名もの業界関係者やメディア関係者も集まり、新しいマーケティングソリューション2サービスを発表した事も好感出来ます。
以降、同社ではコラボなどのPR(プレスリリース)が頻出しており、
大きなキッカケとなりそうなIRを待つ5月となりそうです。
IRが出なくても、1Q決算を控えてもいます。
1Qの数字よりも、注目すべきは非開示のままの、通期見通しの開示があるかもしれません。
チャート視点でも7日に、大発会に開けていた窓を埋め、下髭の長い十字線が示現。
そこから、まだ下がったものの4月13日安値2455円を付けた後はリバウンド基調に入り、
良いリズムで月末まで推移。目先は75MA超えが待たれるところです。
ようやく底打ち感の出た4月から、期待の5月です。