大幅反発。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は338億円で前年同期比24.2%増となっている。第1四半期の同7.7%増に対して、4-6月期は同42.3%増と増益幅は拡大へ。通期予想の710億円、前期比0.6%増は据え置きも、精密・電子機器事業を下方修正する一方で、エネルギー事業を上方修正している。半導体市場に対する警戒感が強まる状況下での通期予想据え置きに安心感が先行へ。
Dスタンダード<3925>:1793円 ウ -
ストップ安売り気配。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は3.6億円で前年同期比42.2%減となり、通期予想23.5億円、前期比10.8%増に対して低調スタートとなっている。前年同期に高利益率案件が集中していたほか、基板事業への投資負担もかさんだもよう。また、主要取引先である大和リビングとの25年3月末での契約終了も発表。売上高に占める割合は42.5%であったため、26年3月期以降の業績に不透明感も。
レアジョブ<6096>:1085円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2億円で前年同期比0.2億円から急拡大。据え置きの通期計画6億円、前期比2.6倍に対する進捗率も33%に達している。ボーダーリンクによるALT派遣事業を開始したことで大幅な増収となったほか、リスキリング事業の利益率も向上しているもよう。業績の季節性はあるようだが、通期上振れが意識される形となっている。
シチズン<7762>:895円(-68円)
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は55.4億円で前年同期比0.9%減益となっている。据え置きの上半期計画126億円、同2.0%増と比較して大きなサプライズはないものの、時計事業におけるインバウンド需要への期待感などから、決算期待が足元で高まっていたもよう。時計事業は増収増益となっているが、工作機械事業が海外中心に伸び悩み、重しとなる形に。
電通グループ<4324>:4217円(-331円)
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は215億円で前年同期比67.9%減となり、通期予想は従来の1543億円から1265億円、前期比7.6%増に下方修正している。4-6月期は43億円の赤字に転じるなど急失速。減損損失の計上もあったが、販管費の増加などで調整後営業利益も同37.5%減の228億円となっている。日本を除いた各国でオーガニック成長率が低調推移となるなど、先行きへの懸念も残る状況とみられる。
jig.jp<5244>:392円 カ -
ストップ高買い気配。24年3月期第1四半期(23年4-6月)の営業利益を4.53億円と発表している。説明資料によると、前年同期比102.2%増。ライブ配信事業「ふわっち」が好調に推移し、配信ユニークユーザー数や視聴ユニークユーザー数が伸長した。決済手数料の削減も利益率向上に寄与した。通期予想は前期比0.2%増の9.92億円で据え置いた。進捗率は45.7%に達しており、第1四半期の好調なスタートが評価され、買いが殺到しているようだ。
GNI<2160>:1489円(+121円)
大幅に5日続伸。23年12月期第2四半期累計(23年1-6月)の営業利益を前年同期比445.1%増の54.76億円と発表している。米子会社とアステラス製薬<4503>との戦略的提携で契約一時金による売上収益47.25億円を計上したほか、線維症治療薬アイスーリュイの販売も堅調に推移した。通期予想は前期比334.8%増の59.91億円で据え置いた。また、F351のB型肝炎に起因する肝線維症に対する第3相臨床試験で、23年中の登録完了が視野に入ってきたとしている。
ドラフト<5070>:460円(+52円)
年初来高値。23年12月期の営業利益予想を従来の4.80億円から7.80億円(前期実績1.08億円)に上方修正している。デザイン事業の需要が拡大し、期首の想定よりも高水準で推移しているため。デザイン・設計単独プロジェクトなど利益率の高い案件獲得が進んでいることも利益を押し上げる見通し。併せて期末配当予想を従来の5.00円から6.00円(前期末実績5.00円)に増額修正している。 <ST>
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