<7816> スノーピーク 2338 -406急落。前週末に22年12月期第2四半期決算を発表、累計営業損益は前年同期比58.6%増の25.59億円で市場予想並みで着地した。ただ通期営業利益予想を52.32億円から38.50億円へ下方修正。7月においてファミリー層の新規でキャンプを始める動きに鈍化が見られたことから、高単価商品の販売が減少、全体の単価が下落したことが要因。また、円安による仕入原価上昇と一部資材高騰の影響を織り込んだ。
<3197> すかいらーく 1499 -90大幅反落。前週末に上半期決算を発表、累計営業損益は24.23億円の赤字に。感染者数の爆発的な増加と長期化でガイダンス売上高が大幅未達となり、約100店舗閉店などによる店舗減損が響いた。また通期営業利益予想を100億円から5億円へ下方修正、6円を予定していた期末一括配当予想を未定に。コロナ禍長期化で、足元の消費動向から売上回復には想定よりも時間を要するなどと判断しており、ネガティブ材料に。
<9450> ファイバーゲート 1012 +128急騰。22年6月期決算を発表。営業益は前期比6.0%増の16.5億円と、計画の17.7億円を下回った。ビジネスユース事業の回復ピッチが想定未達。一方、23年6月期は同22.2%増の20.2億円、年間配当金は同2.5円増の7円を計画。ビジネスユースではホテル/病院・介護/BCP対応など一定以上の滞在時間がある施設需要の掘り起こしを図る。中計も発表。27年6月期経常利益43億円などの目標を掲げた。
<4568> 第一三共 4211 +534急伸。13日に抗体薬物複合体(ADC)技術に関する米Seagen社との紛争について、仲裁廷がSeagenの主張を全面的に否定する判断を下したと発表。今回、仲裁判断により、Seagenの主張は退けられ、第一三共は係争対象となったADC技術に関する当該知的財産権をこれまでどおり保持し、今後も計画通りに同社ADC製品の開発および商業化を進めていくことになる。これを好感した買いが広がった。
<4449> ギフティ 1769 +300ストップ高。前週末に上半期決算を発表。累計営業益は前年同期比37.0%減の2.7億円となったが、第1四半期の同72.2%減からは減益率が縮小した。季節性で弱含む傾向であるにも関わらず、流通額は第1四半期を上回って好調に推移したことで4-6月期実績はポジティブサプライズとして受け止められた。通期の営業利益計画に対する進捗率も86%に達しており、好決算がストレートに評価された。
<3925> Dスタンダード 2600 +500ストップ高。23年3月期第1四半期決算を発表。営業益は前年同期比34.5%増の6.3億円となり、通期計画の21.2億円に対して順調な出足となった。主力サービス以外の一時的なスポット案件の受託見直しにより、売上高は減収となったものの、高収益の主力サービスへ注力したことで低粗利案件が減少、利益率は大きく改善された。営業利益は四半期最高額を達成し、インバウンド主体で新規顧客の獲得も順調に進んでいる。
<3397> トリドール 2921 +392急騰。23年3月期第1四半期決算を発表。営業益は前年同期比1.6%減の47億円となり、通期計画40億円を上回る。主力の丸亀製麺を中心に全部門が増収。新型コロナの影響緩和により、前年同期と比較しイートインが大きく回復、テイクアウトも堅調で、新商品投入も奏功した。営業益は政府の補助金計上もあり計画を超過したが、足元で再び感染が拡大しているため会社計画は据え置かれたが、第1四半期決算が好材料に。
<4251> 恵和 4015 +430急伸。前週末に22年12月期業績予想を上方修正。営業利益は前回予想の44.69億円から50.89億円に引き上げた。中国のロックダウンが解除された6月以降、ノートPC・タブレット向け製品が回復していることなどから、今期2度目の上方修正に。期末に特別配当25円を実施する。期末配当(=年間配当)は50円(うち特別配当25円)となる。前期の年間配当は25円(うち特別配当15円)だった。
<7532> パンパシHD 2408 +248急伸。22年6月期決算を発表。営業益は前期比9.2%増の887億円となり、市場予想の835億円を上振れた。年間配当金は前期比1円増額の17円。23年6月期については、営業益は同6.0%増の940億円と市場予想の925億円を上回る。年間配当金は1円増の18円の予定。ドン・キホーテでの人流回復やPB商品強化による粗利率改善が進んだ。新中長期経営計画も発表。25年6月期営業利益目標を1200億円に。 <ST>
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