阿波製紙、前期経常を一転20％増益に上方修正

　阿波製紙 <3896> [東証Ｓ] が4月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の2億4000万円→3億3000万円(前の期は2億7500万円)に37.5％上方修正し、一転して20.0％増益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の3億9000万円→1億9000万円(前の期は2億8200万円)に51.3％下方修正し、一転して32.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8800万円→1億7800万円(前年同期は1億6900万円)に2.0倍増額し、一転して5.3％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年3月期の通期連結業績予想につきましては、主に自動車関連資材の売上高が予想を上回ったこと等により、営業利益及び経常利益は前回発表を上回る見通しとなりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産に係る減損損失878百万円を特別損失として計上することにより予想を下回る見通しとなりました。なお、前述の固定資産に係る減損損失の詳細に関しましては、本日（2023年４月12日）別途公表いたしました「固定資産に係る減損損失の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。※業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。