<動意株・9日>(大引け)=ユビキタスAI、FDK、AmidAHDなど
FDK<6955.T>=急伸。きょう付けの日経産業新聞で、「次世代電池の本命とされる『全固体電池』の事業化を急ぐ。指先にのる小型のチップ型電池のサンプル出荷を始めた」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、同社が開発した全固体電池は、長さ4ミリメートル、高さと幅が2ミリのサイズで、電子部品のように装置に組み込めるという。また、20年以降の本格立ち上げをにらんで専門組織を発足したとあり、他社に先駆けてサンプル出荷を始めることで、シェア獲得を狙う考えのようだ。
AmidAホールディングス<7671.T>=ストップ高。同社は12月20日に東証マザーズに新規上場。印鑑及びスタンプを中心としたインターネット通販サイト「ハンコヤドットコム」の運営などを主な事業としている。市場では、改元に絡み印鑑やスタンプに対する需要が急増することへの期待が膨らんでいる。
ネクステージ<3186.T>=ストップ高。同社が8日の取引終了後に発表した19年11月期の連結業績予想で、売上高2150億円(前期比31.8%増)、営業利益57億円(同30.0%増)、純利益36億円(同23.7%増)を見込んでいることが好感されている。総合店やSUVLAND、中古輸入車専門店のUNIVERSEなど大型店を中心に出店を進めるほか、買取店を既存の販売店に併設させて出店し、出張買い取り及び店頭での買い取りを強化することにより、今後の店舗数増加に伴う仕入れ体制の強化を行う方針。また、整備工場への車検や車両修理の入庫率を高め、整備収益の向上も図るとしている。
ハニーズホールディングス<2792.T>=急反騰。同社が8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(18年6~11月)連結決算が、売上高247億8200万円(前年同期比7.0%減)、営業利益16億1300万円(同36.1%増)、純利益9億6400万円(同67.2%増)と大幅増益だったことが好感されている。国内は比較的堅調に推移した一方、中国子会社である好麗姿(上海)服飾商貿の全店舗を閉鎖したことで減収となった。ただ、これにより中国の赤字額が減少したことに加え、また販管費削減に取り組んだことで営業増益を確保した。
アステラス製薬<4503.T>=3日続伸。同社はこの日の寄り前に、米アムジェンとの合弁会社アステラス・アムジェン・バイオファーマと日本で共同開発を進めてきたヒト抗スクレロスチンモノクローナル抗体製剤イベニティについて、骨折の危険性の高い骨粗鬆症の治療薬として、世界各国に先駆けて厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表しており、これを好感した買いが入っている。イベニティは骨形成促進剤で、骨形成促進と骨吸収抑制の両作用により、骨密度(BMD)を増加させ、骨折リスクを低下させる作用を持つ。また現在、米国食品医薬品局(FDA)及び欧州医薬品庁(EMA)でも販売許可申請について審査中で、各規制当局との連携も継続中としている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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