3. 財務状況と経営指標
2023年2月期末の総資産は前期末比199百万円増加の3,780百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では仕掛品が「収益認識に関する会計基準」等の適用の影響もあって159百万円減少したが、現金及び預金が332百万円増加した。固定資産では、ソフトウェア(ソフトウェア仮勘定含む)が145百万円減少した一方で、投資有価証券が25百万円増加したほかベトナム子会社の設立に伴い関係会社出資金24百万円を計上した。
負債合計は前期末比44百万円増加の910百万円となった。買掛金が30百万円、未払法人税等が69百万円それぞれ増加した。純資産合計は同154百万円増加の2,869百万円となった。利益剰余金が202百万円増加した一方で、自己株式が47百万円増加(減少要因)した。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の75.8%から75.9%と0.1ポイント上昇した。無借金経営で現金及び預金も19億円強と過去最高水準に積み上がっており、財務内容は良好と判断される。収益性についてはROEで前期比5.2ポイント低下の10.0%、営業利益率で同3.1ポイント低下の9.1%と2期ぶりに悪化したが、開発体制の強化など先行投資を実施した影響が大きく、これら投資の成果が今後顕在化するものと期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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