メディア５、今期経常を一転赤字に下方修正

　メディアファイブ <3824> [福証Ｑ] が4月11日大引け後(15:30)に決算を発表。19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比56.7％減の1300万円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1000万円の黒字→2200万円の赤字(前期は5700万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の500万円→1700万円(前期は3700万円)に3.4倍上方修正し、減益率が86.5％減→54.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常損益も従来予想の500万円の黒字→2700万円の赤字(前年同期は4500万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比55.6％減の800万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.1％→2.0％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　ITエンジニア育成にかかわる人材募集において、積極的な投資を行ったものの、期待した効果が得られませんでした。その結果、顧客企業からの引き合いはあるもののITエンジニアが不足し、売上高が伸び悩みました。一方、ソリューション事業BtoB ソリューショングループ及び運用・サポートグループにおいて、ITエンジニアの技術力に見合う契約単価交渉を積極的に行ったことで利益額は増加したものの、若年層の待遇改善などを行ったことにより、販売費及び一般管理費が増加し、営業利益及び経常利益が減少しました。なお、投資有価証券の売却により当期純利益が増加しました。以上の理由により、2019年5月期通期の業績予想について当初予想と異なる結果になりましたので修正させていただきます。（注）上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。