併せて、通期の同損益を従来予想の0.6億円の黒字→5.4億円の赤字(前期は10.5億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を55.7%毀損する規模となった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2.9億円の黒字→3.1億円の赤字(前年同期は9.7億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結最終損益は2億円の赤字(前年同期は1.4億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、売上営業損益率は前年同期の-62.1%→-48.2%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
新型コロナウイルス感染症の拡大により繰り返し緊急事態宣言が発出されるなかで、子会社が行う飲食関連事業における直営店は各自治体の自粛要請等による時短営業や客数の大幅な落ち込み等の影響があり、11店舗のうち2店舗を閉店することにもなったことから、期初に計画していた売上が半減以下となり、利益も大きく下回る見込みとなりました。また、主に当社が行うソリューション事業においても、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、スポーツIoT事業の展開のための一連のイベントが見送りになったこと等により遅れが出るなどした結果、IoT野球ボールの「i・Ball TechnicalPitch」やスマートフォンアプリによるサービスの売り上げが伸びなかったこと及び、巣ごもり需要も踏まえて堅調に推移することを見込んでいたゲーム事業において新規タイトルの売り上げが想定を大幅に下回ったこと等により、結果として見込んでいた売上が半減し、利益も大きく下回る結果となりました。 また、本日公表の「営業外収益及び特別損失の計上に関するお知らせ」の「4.関係会社株式評価損(個別決算)」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、関係会社株式評価損として356百万円を特別損失に計上いたしました。それにともない、「5.のれん償却額(連結決算)」に記載のとおりのれん償却額として89百万円を特別損失に計上いたしました。さらに、「3.減損損失(連結決算)」に記載のとおり、店舗の見直しにともなう減損損失51百万円を特別損失に計上いたしました。
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