<動意株・25日>(大引け)=北川精機、免疫生物研、エヌピーシーなど
免疫生物研究所<4570.T>=後場プラス圏に浮上。同社はきょう、韓国のABCONTEK社とダニ媒介性感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の伝染病治療薬「SFTS治療剤」に関する共同開発契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。この契約は、SFTSを治療するための抗体医薬品候補「ACT101」を共同開発し、早期に承認を目指すもの。ABCONTEK社は現在、23年度を販売開始の目標として「ACT101」の製造プロセス構築を開始しており、免疫生物研と共同開発を行うことで開発を加速させ、韓国だけでなく日本市場での実用化を目指すとしている。
エヌ・ピー・シー<6255.T>=一時ストップ高。太陽電池の製造装置メーカーで足もとの業績は好調、20年8月期は営業利益段階で前期比19%増の8億1300万円見通しと2ケタ成長が続く。また、太陽光パネルについては大量廃棄の問題が取り沙汰されているが、同社は太陽光パネルのリサイクル用解体装置を手掛け、着実に売り上げ拡大に寄与しているほか、パネルのリユース・リサイクルの実績も重ねていることで注目度が高い。
ネットイヤーグループ<3622.T>=ストップ高。同社グループ会社のトライバルメディアハウスは24日、ソーシャルメディア「ALIS」の運営や企業向けブロックチェーン開発支援を行うALIS(東京都渋谷区)と協業すると発表。これが材料視されているようだ。両社はデジタルマーケティング領域で、新サービスの社会実装を開発・推進していく計画。新サービスでは、ブロックチェーン技術を活用した仮想通貨やトークン機能によりトークンエコノミー時代の「社員と顧客」「顧客と顧客」間の価値移転をスムーズにするとともに、新しいブランド体験と独自経済圏の創出を目指すとしている。
ブライトパス・バイオ<4594.T>=動意。同社は患者の免疫機能を活用したがん治療薬の開発を手掛けるバイオベンチャー。24日取引終了後、大阪大学、BIKEN財団、帝京大学と抗腫瘍効果を持つ免疫賦活化剤「TLR9 アゴニスト脂質核酸製剤」の研究開発開始に伴う契約を締結したことを発表。21年度中の治験入りを目指して開発を進める方針で、これを材料視した買いを引き寄せている。
アクロディア<3823.T>=もみ合い一気に上放れる。ソフトのライセンス販売を主力にIoT分野で需要を開拓、多角化の一環として海外でビンゴカジノシステムを展開している。24日取引終了後、ビンゴカジノ場の直営事業に進出。第1弾としてカンボジアのカジノで、自社ビンゴシステムを利用したビンゴカジノ場の運営を開始すると発表、これを材料視する形で短期資金が流入している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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