プロダクトサービスの売上高は前年同期比4.1%減の10.83億円、営業利益は同20.2%減の2.46億円となった。自動化・帳票プロダクト事業は、システム更改や再構築によるマイグレーションおよびクラウドリフトに対するニーズは引き続き底堅い。また、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した「まるっと帳票クラウドサービス」の需要は拡大しており、受注が伸長している。しかし、メインフレーム事業は、キャッシュレス決済の増加等に伴うシステム増強需要が沈静化したことにより、セグメント全体では、減収減益となった。
クラウドサービスの売上高は同1.2%増の7.67億円、営業損失は0.31億円(前年同期は1.09億円の損失)となった。IT活用クラウド事業では、情報システム部門のサービスデスクや業務の生産性の向上を支援するサービス「LMIS」がアップセル案件やパートナーの運用ビジネスとの協業販売で好調に推移した。また、企業の働き方改革が進む中、リモートワークを支える基盤機能を持つ「DigitalWorkforce」が、ハイブリッドワーク環境下でのアクセス管理のニーズを受け、大型案件の受注につながった。事業推進クラウド事業では、アフターコロナでのリアル勤務への回帰や景気回復に伴う企業の人材不足などを受け、人材ビジネス向けの人事管理クラウドサービス「DigiSheet」が堅調に推移した。また、企業間コミュニケーションを支援するサービス「CommuRing」も伸長し始めた。ソーシャルクラウド事業では、交通に関する課題を抱える自治体向けへの販売戦略を強化する中、アフターコロナの環境下において地域交通を持続可能な形で再構築するためのデータ収集、可視化、分析ニーズを受け、引き合いが増加した。しかし、収益面の回復では課題を残した。
プロフェッショナルサービスの売上高は同36.3%増の10.62億円、営業利益は同570.00%増の0.90億円となった。コンサルティング事業では、企業のDX推進において同社グループ企業の持つノウハウと実績が評価され、前期に引き続き受注が増加した。システムインテグレーション事業では、DX推進ニーズの高まりを受けたパートナー企業からの案件増加が継続したことに加え、グループの顧客基盤を活用した高付加価値案件の増加により収益性が向上した。アウトソーシング事業では、DX投資を背景としたシステム運用のアウトソーシング需要を捉え、引き続きシステム運用代行サービスが堅調に推移した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高:前期比5.2%増の121.50億円、営業利益:同0.4%増の9.20億円、経常利益:同7.3%減の10.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益:同6.3%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。
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