情報企画が１３年３カ月ぶり高値、新規システム導入効果などで１７年９月期業績は計画上振れ

　情報企画<3712.T>が急伸して一時、前日比３９６円（２２．０％）高の２２００円まで買われ、実質０４年７月以来約１３年３カ月ぶりの高値水準となっている。１７日の取引終了後、集計中の１７年９月期単独業績について、売上高が従来予想の２３億円から２４億１４００万円（前の期比４．０％減）へ、営業利益が６億円から８億３６００万円（同６．２％増）へ、最終利益が４億円から６億５１００万円（同２２．４％増）へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。

　新規システムの導入効果と積極的な営業活動で売上高が上振れたことに加えて、売上原価の削減効果も利益押し上げに寄与した。また、繰延税金資産の回収可能性のスケジューリングを精査した結果、繰延税金資産を計上したことも最終利益を押し上げたとしている。

　また、従来２５円を予定していた期末配当を３０円にするとあわせて発表しことも評価されているようだ。年間配当は５５円（従来予想５０円）となり、前の期に比べて５円の増配となる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）