■ジャパンエン <6016> 1,442円 (+300円、+26.3%) ストップ高
ジャパンエンジンコーポレーション <6016> [東証S]がストップ高。同社と日本郵船 <9101> [東証P]、IHI <7013> [東証P]傘下のIHI原動機、日本シップヤード(東京都千代田区)の4社は前日7日、研究開発中の アンモニア燃料アンモニア輸送船について日本海事協会から基本設計承認を取得したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。今後も研究開発を進め、国際競争力のあるアンモニア燃料船の開発を実現することを目指すとしている。
■ハウテレ <7064> 3,155円 (+501円、+18.9%) ストップ高
ハウテレビジョン <7064> [東証G]がストップ高。7日の取引終了後に23年1月期上期(2-7月)の決算を発表し、営業損益は前年同期の赤字から2億2500万円の黒字に転換して着地。通期計画(3億円)に対する進捗率が75%と高いこともあり、これを好感した買いが膨らんだようだ。売上高も前年同期比35.8%増の7億6100万円と好調だった。新卒向けサイト「外資就活ドットコム」や中途採用サイトの高い成長が継続した。広告宣伝費などの先行投資を積極拡大させたものの、コストコントロールが奏功したことで販管費が抑えられ、利益が増加した。なお、通期見通しは据え置いている。
■クルーズ <2138> 1,019円 (+150円、+17.3%) ストップ高
クルーズ <2138> [東証S]がストップ高。9月に入り株価を激しく動意させたが、前日7日はその反動もあって8%を超える下落をみせていた。8日は、改めて買い直される展開となった。7日取引終了後、GameFi分野を担当するCROOZ Blockchain Labが、フィジタルファッションメタバース「SWAGGA」を運営するBlocverse DAOと戦略的パートナーシップを締結したことを発表。Web3分野における事業拡大を目指す方針で、これを手掛かり材料に投資資金が再攻勢をかけた。
■スパイダー <4192> 713円 (+100円、+16.3%) ストップ高
スパイダープラス <4192> [東証G]がストップ高。7日の取引終了後、業界初の基本特許技術「施工体制作業指示」を取得したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同技術は、「施工体系図」をはじめとした建設現場の施工体制に基づき、建設現場における事業者間の作業指示/完了報告などの情報共有を可能とするもの。同技術の活用により、事業者間の情報共有のデジタル化を実現し、複雑な指示命令系統でも円滑なコミュニケーションや、建設図面を活用した施工管理の効率化が可能になるという。
■アイル <3854> 1,803円 (+179円、+11.0%)
東証プライムの上昇率2位。アイル <3854> [東証P]が7日ぶり急反騰。7日の取引終了後、23年7月期の連結経常利益は前期比14.4%増の24億2600万円になりそうだと発表しており、これを好感する買いが入った。今期は主力パッケージソフト「アラジンオフィス」の業種別機能強化をはじめ、複数ネットショップ一元管理「CROSS MALL」、ポイント一元管理「CROSS POINT」などWeb商材の製品力を強化し、8期連続の経常増益を目指す。あわせて、配当は前期比2円増の20円に増配する計画を示した。また、25年7月期に経常利益36億2600万円を目指す中期経営計画を発表している。
■KLab <3656> 416円 (+37円、+9.8%)
東証プライムの上昇率3位。KLab <3656> [東証P]が3日ぶり急反発。同社は7日、スマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム「キャプテン翼~たたかえドリームチーム~」の世界大会「Dream Championship 2022」のオンライン予選大会を9日からアプリ内で開催すると発表しており、これを好感した買いが入った。「Dream Championship」は、同ゲームプレーヤーの「強いプレーヤーと戦いたい」との思いに応え、19年からKLabが主催している18歳以上を対象とした大会。4回目の開催となる今年も全世界でオンラインによる試合を行い、世界ナンバーワンプレーヤーを決定するという。
■ジーニー <6562> 1,298円 (+108円、+9.1%)
ジーニー <6562> [東証G]が4連騰、上値指向を鮮明としている。同社はネット広告の仲介ビジネスを主力展開するが、足もとの業績は急回復歩調にある。そうしたなか、7日取引終了後に世界トップレベルのマーケティングプラットフォームを提供するInMobiと業務提携したことを発表、これによる業容拡大への期待が株価を強く刺激する格好となった。
■アップル <2788> 374円 (+25円、+7.2%)
アップルインターナショナル <2788> [東証S]が続急伸、一時8%高の378円まで上値を伸ばした。中古車輸出を収益の主柱とし、国内では中古車の買い取り専門店をフランチャイズ展開している。ここ中古車市場が活況で価格上昇の恩恵を受けているほか、外国為替市場で急速な円安が進行していることで、円安メリット関連株としても注目度が高まっている。株価が300円台と値ごろ感があることも個人投資家を中心に物色人気の背景となっている。今月2日に367円の年初来高値をつけていたが、足もとでここをクリアし新値街道に復帰している。
■ハナツアーJ <6561> 1,543円 (+96円、+6.6%)
HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]が急反発。政府は7日から新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、1日当たりの入国者の上限を従来から3万人引き上げ5万人とすることを発表、これを受けてインバウンド関連の有力株として投資資金が向かった。同社はインバウンド専門の旅行会社で団体客を対象とする手配業務のほかバスやホテル運営などを手掛けており、今後外国人観光客が増勢となるなかで、収益環境改善が期待されている。
■スタティアH <3393> 1,031円 (+61円、+6.3%)
スターティアホールディングス <3393> [東証P]が急反発。7日の取引終了後、子会社クラウドサーカスが提供するARプロモーションツール「COCOAR」において、ARによるバーチャル体験を更に進化させるVPS(ビジュアル・ポジショニング・システム)機能を提供開始すると発表したことが好感された。VPSはスマートフォンのカメラ映像とそこに映る建物や土地などの空間情報を、3D地図データを用いて照合することにより、利用者の位置・向きに合わせた視覚情報を表示することができる技術。VPS機能により、エンドユーザーへこれまで以上にリアルで臨場感のあるARプロモーション体験を気軽に提供することが可能になるとしている。
■シュッピン <3179> 1,216円 (+69円、+6.0%)
シュッピン <3179> [東証P]が3日ぶり急反発。7日の取引終了後に発表した8月度の月次情報で、売上高が前年同月比12.4%増の2ケタ増と増収基調が続いたことが好感された。主軸のカメラ事業において新品・中古ともに好調に推移したほか、時計事業ではECが伸長したことが寄与した。また、新規Web会員数も堅調に推移しており、会員数は前月比4122人増の59万604人となった。
■ライフネット <7157> 931円 (+49円、+5.6%)
ライフネット生命保険 <7157> [東証G]が3日ぶり急反発。7日の取引終了後に発表した8月の業績速報で、新契約件数は1万1437件(前年同月比25.8%増)と1万件台の大台に乗り、8月末の保有契約の年換算保険料も226億5500万円(同13.5%増)、保有契約件数が53万6062件(同13.9%増)とともに伸長したことが好感された。
■モロゾフ <2217> 3,700円 (+185円、+5.3%)
モロゾフ <2217> [東証P]が急反発。7日の取引終了後に発表した23年1月期上期(2-7月)の連結営業利益は7億9600万円(今期から連結決算へ移行のため前年との比較はない)だった。7月29日に上方修正した従来計画の7億2000万円を上回っており、好調な決算を評価する買いが向かったようだ。オミクロン株の感染拡大で最大の商戦であるバレンタイン商戦は苦戦を強いられたものの、3月下旬のまん延防止等重点措置の解除や昨年4月の緊急事態宣言の反動もあり、洋菓子の販売は好調だった。また、生産性の向上や店舗の人員体制の最適化なども寄与した。なお、通期計画は17億5000万円を据え置いている。
■イルグルム <3690> 747円 (+32円、+4.5%)
イルグルム <3690> [東証G]が大幅反発。7日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高が前年同月比20.1%増となり、14ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されたようだ。売上高の内訳は主力のマーケティングプラットフォーム事業が同8.0%増、商流プラットフォーム事業が同2.4倍だった。
■牧野フ <6135> 4,480円 (+170円、+3.9%)
牧野フライス製作所 <6135> [東証P]が大幅反発。SMBC日興証券が7日付で同社の目標株価を前回の5380円から5260円へ引き下げたものの、投資評価は「1(強気)」を継続しており、これが材料視されたようだ。レポートでは、足もとで中国を中心に想定より好調な受注を獲得しており、24年3月期にかけての売上高水準の維持が可能になってきたと指摘。来期の工作機械需要としても、NEV(新エネルギー車)や製造業の高度化などに支えられる中国は相対的に需要が堅調と考え、受注は来期第3四半期から改善に向かうと予想している。
■バーチャレク <6193> 1,065円 (+39円、+3.8%)
バーチャレクス・ホールディングス <6193> [東証G]が大幅反発。7日の取引終了後、顧客接点領域における長年の知見を生かしたCRM×DX虎の巻シリーズ第1弾として、SFA営業プロセス改善パッケージの提供を開始すると発表。SalesforceなどのSFA(営業支援システム)の導入や活用法に関する課題に対して、顧客の状況を理解し、顧客の検討状況を反映したプロセスへと変革することで、課題を解決し、社内で活用・運用し続けられるよう営業プロセスを改善するパッケージを提供するとしている。
■買取王国 <3181> 945円 (+34円、+3.7%)
買取王国 <3181> [東証S]が大幅反発。7日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高は前年同月比12.8%増と6ヵ月連続で前年実績を上回っており、これが好感された。ファッション・工具・ブランド・トレカをはじめ、ほとんどの商材が順調に推移した。なお、全店売上高は同13.9%増だった。
■ファナック <6954> 22,955円 (+630円、+2.8%)
ファナック <6954> [東証P]が反発。8日の全体相場が反発基調を強めるなか、ファクトリーオートメーション(FA)関連需要などが伸びる同社株に見直し買いが流入。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日、同社株の目標株価を2万4800円から2万5600円に引き上げた。レーティングの「ニュートラル」は継続した。グローバルに景況感は悪化しているが、FAは製造業の高度化に伴う中国・アジアの工作機械の数値制御(NC)化の進展、ロボットは市場シェア拡大、労働力不足による自動化の進展、電気自動車(EV)の設備投資が牽引する形で底堅い需要が続くと予想している。ただ、受注・販売は好調だが、部材費・物流費の高騰で業績が伸び悩んでいるため、ニュートラルを継続している。
■東エレク <8035> 42,450円 (+900円、+2.2%)
東京エレクトロン <8035> [東証P]が反発。前日7日は1000円を超える下げで一時4万1400円台まで下落、7月4日につけた年初来安値4万1340円を視界に入れていたが、8日は前日7日の米国株市場でハイテク株が買われた流れを引き継いで買い戻しが優勢となった。米株市場ではエヌビディア
■クロスキャト <2307> 1,422円 (+29円、+2.1%)
クロスキャット <2307> [東証P]が反発。7日の取引終了後、ラクス <3923> [東証P]とバックオフィス業務における生産性向上の支援強化を目的に協業を開始すると発表しており、これが好感された。今回の協業により、ラクスが提供する「楽楽シリーズ」のクラウドサービスと同社の「CC-BizMate」(工数管理機能)を連携することで、バックオフィス業務のあらゆる工数を可視化し、作業内容の改善や最適な人員配置につなげるなど、生産性向上の支援を強化するという。今後はバックオフィスのDX推進に関する共同セミナーの開催やソリューション開発で連携する方針だ。
■村田製 <6981> 7,486円 (+133円、+1.8%)
村田製作所 <6981> [東証P]、京セラ <6971> [東証P]、TDK <6762> [東証P]、太陽誘電 <6976> [東証P]、ローム <6963> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]など電子部品株が軒並み高となった。米スマートフォン大手のアップル
■オートバクス <9832> 1,433円 (+23円、+1.6%)
オートバックスセブン <9832> [東証P]が続伸。7日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、国内既存店売上高が前年同月比6.8%増となり、9ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。9月のタイヤ再値上げを前に駆け込み需要を獲得したほか、3年ぶりに行動制限がないなかでの帰省需要に加え、既存車に乗り続けるために必要な車両メンテナンスとして、オイルやバッテリーが好調だった。また、車買取・販売は業販の好調により2ケタ伸長が続いた。
■RSC <4664> 526円 (+8円、+1.5%)
アール・エス・シー <4664> [東証S]が反発、年初来高値を更新。8日午後1時に、従来無配としていた23年3月期の中間配当を5円(前年同期は無配)実施すると発表。中間期末を今月末に控え権利取りを狙う買いなどが入ったようだ。なお、年間配当は15円(前期は10円)になる。
■青山商 <8219> 962円 (+11円、+1.2%)
青山商事 <8219> [東証P]が続伸。7日に発表した8月度の月次売上高(速報)で、ビジネスウェア事業の既存店売上高が前年同月比21.7%増と11ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。フォーマルを中心に好調に推移したという。なお、全店売上高は同21.3%増だった。
■WSCOPE <6619> 2,656円 (+30円、+1.1%)
ダブル・スコープ <6619> [東証P]が反発、128円高の2754円まで上値を伸ばし連日で年初来高値を更新した。前日7日こそ上昇一服となったが、前週半ば以降の上げ足は鮮烈で25日移動平均線との上方カイ離は広がる一方となっている。注目すべきは高水準に膨らんだ売買代金で、8日はソフトバンクグループ <9984> [東証P]を上回りプライム市場で第3位に食い込んだ。リチウムイオン電池用絶縁体(セパレーター)の専業メーカーで、同社が有するメンブレンフィルムの製造技術を駆使してセパレーター事業に特化している。韓国に生産拠点を持ち、韓国のサムスングループを取引先としていることが特徴だ。同社の収益環境に吹く追い風は強く、世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景に車載用2次電池需要が高水準となっており、同社の業績を押し上げている。22年12月期上期(1-6月)は営業利益が27億5500万円(前年同期実績は1億700万円の赤字)と様変わりした。同利益の通期計画は前期比2.9倍の55億円を見込むが、一段の上振れも有力視されている。
※8日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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