■大豊建 <1822> 4,295円 (+700円、+19.5%) ストップ高
東証1部の上昇率2位。大豊建設 <1822> がストップ高。24日の取引終了後、医療関連事業や建設コンサルティングなどを手掛ける麻生(福岡県飯塚市)との資本・業務提携を発表。麻生は、大豊建が行う第三者割当増資の引き受けを通じて同社株の50.74%を取得し、同社を連結子会社化する見通し。これに先立ち、大豊建は1株4730円で自社株TOBを実施し、現在の筆頭株主である旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)から株式を取得する。買い付け予定数は885万株で、買い付け期間は5月26日から6月22日まで。
■リベルタ <4935> 644円 (+100円、+18.4%) ストップ高
リベルタ <4935> [JQ]がストップ高。24日の取引終了後、浄水器や医療機器などの製造・販売を手掛けるファミリー・サービス・エイコー(長野県長野市)株式の86.8%を4月1日付で取得し子会社化すると発表しており、これが好感された。今回の子会社化により、健康雑貨や医療機器、歯ブラシ、除菌装置、浄水器などがリベルタグループの新たな取り扱いジャンルに加わり、国内外の販路へ拡販していくことが可能となるという。また、ファミリー・サービス・エイコーの有する販路を活用してリベルタの取り扱い商品の販路拡大を図ることも可能になり、成長戦略の実現に貢献すると見込む。なお、22年12月期業績予想への影響は現在算定中としている。
■Gセキュリ <4417> 4,890円 (+550円、+12.7%) 一時ストップ高
グローバルセキュリティエキスパート <4417> [東証M]が急反騰、一時ストップ高。前週末25日午後1時30分ごろ、BSI Professional Services Japan(横浜市西区)と共同でCEH(認定ホワイトハッカー)の上位資格「CEHマスター」実技試験を日本で初めて開催すると発表しており、これが好感された。CEHは、最新のセキュリティー脅威や攻撃手法、攻撃ツールの使い方などを5日間で学ぶ、座学とオンライン実習を組み合わせたコース。世界145ヵ国で提供されている米国ECカウンシル・インターナショナル社のコースウェアの一つで、米国国防総省、英国諜報機関GCHQなどで採用されているという。
■シャノン <3976> 1,576円 (+147円、+10.3%)
シャノン <3976> [東証M]が急反騰。25日正午ごろ、子会社のジクウが4月1日付で全省庁統一資格を取得することを明らかにしており、これを材料視した買いが向かったようだ。全省庁統一資格とは、各省庁における物品の製造・販売などに関する一般競争(指名競争)の入札参加資格のこと。同子会社が手掛けるメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」に関し、官公庁や地方自治体から多くの興味関心や問い合わせがある現状を踏まえ取得することにしたという。
■アイペット <7339> 2,151円 (+139円、+6.9%)
アイペットホールディングス <7339> [東証M]が急伸。24日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、経常利益を2億5000万円から7億円(前期比74.6%増)へ、純利益を8000万円から4億5000万円(前期7億1200万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。経常収益は286億円(同25.0%増)の従来見通しを据え置いたものの、連結子会社アイペット損害保険で営業費及び一般管理費が業務効率の向上により前提を下回る見込みとなったほか、損害率も前提を下回って推移していることが要因としている。
■大平金 <5541> 4,590円 (+270円、+6.3%)
東証1部の上昇率8位。大平洋金属 <5541> が7日続急伸となり7年7ヵ月ぶりの水準に上昇した。24日のロンドン金属取引所(LME)でニッケル価格は15%高となり、2日連続で値幅制限いっぱいまで上昇したと伝わった。価格は1トン=3万7200ドル台となっている。ニッケル価格は、中国大手ニッケル・ステンレスメーカーの手仕舞いに絡んだとみられる売買で今月上旬に一時10万ドル台まで急騰。その後、取引停止を経て16日から値幅制限を導入して売買を再開した。売買再開後は連日で値幅制限いっぱいまで下落したが、足もとでは反発に転じている。ニッケル価格は年初に2万ドル前後で推移していたが、ロシアからの供給懸念が膨らむなか価格は乱高下しながらも急上昇基調にある。ニッケル価格の上昇は大平金の収益向上につながるとみられており買い人気を集めた。
■カイオム <4583> 191円 (+9円、+5.0%)
カイオム・バイオサイエンス <4583> [東証M]が大幅高で3日続伸。24日の取引終了後、多重特異性抗体作製技術であるTribody技術を利用したがん免疫療法に関する研究成果が、国際的な学術雑誌のInternational Journal of Molecular Sciences誌に掲載されたと発表。同研究では、免疫チェックポイントに関与する2種類の抗体を組み合わせた4つのTribodyを作製し、作製したTribodyが、in vitroでのリンパ球活性化の亢進、がん細胞株に対する細胞傷害活性の増強といったがん免疫に寄与する高い効果を示したという。新たな治療薬創製につながる有用な技術であると論じている。
■塩野義 <4507> 7,904円 (+340円、+4.5%)
塩野義製薬 <4507> が大幅高で3日続伸。前週末25日午後0時30分ごろ、開発中の新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「S-217622」の国内供給に関して、承認後速やかに政府が100万人分を購入することで厚生労働省と基本合意したと発表しており、これが好感された。同社の経口治療薬については、2月25日付で条件付き承認制度の適用を希望する製造販売承認を申請しており、現在は医薬品医療機器総合機構(PMDA)が審査をしている。なお、政府による100万人分購入後も、一定数量を確保する方向で、協議が行われる予定としている。
■東都水 <8038> 4,750円 (+205円、+4.5%)
東都水産 <8038> が大幅高で4日続伸。大豊建設 <1822> が24日の取引終了後、麻生(福岡県飯塚市)を割当先とする第三者割当増資を実施し、麻生の連結子会社になると発表した。東都水は20年11月に麻生グループと資本・業務提携していることから、思惑的な買いが入ったようだ。
■テンポイノベ <3484> 882円 (+36円、+4.3%)
テンポイノベーション <3484> が大幅高で3日続伸。24日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を11円から12円へ増額修正したことが好感された。前期実績(9円)に対しては3円の増配となる予定だ。同時に、店舗物件専門の家賃保証事業を行う子会社を4月1日付で設立すると発表した。新会社「店舗セーフティー」は、20年4月の改正民法施行を機に店舗不動産の賃貸借における家賃保証ニーズが高まっていることを受けて設立。なお、同子会社の設立に伴い、23年3月期から連結決算へ移行するとしている。
■KLab <3656> 447円 (+18円、+4.2%)
KLab <3656> が大幅高で3日続伸。24日の取引終了後、 ブロックチェーン関連事業を担う子会社「BLOCKSMITH&Co.」の設立を発表しており、これを材料視した買いが入ったようだ。ゲームと金融を融合させたGameFi(ゲームファイ)分野のサービス開発やNFTの発行・販売のほか、ブロックチェーン技術を活用したサービスや社会活動を指す「Web3」に関する事業を手掛けるという。既にKLab社内で進行中だった2つのプロジェクトを同子会社が引き継ぎ、年内にサービスの一部から順次提供開始することを目指す。
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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