株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、ASEANのエネルギー分野に関わる国際機関であるASEAN Centre for Energy (以下 ACE)と、3月13日、共同研究契約を締結しました。本契約に基づき、両者はASEANの脱炭素と経済成長の両立に向けた研究提言を推進します。
1. 背景
ASEAN加盟国の多くが中長期的なネットゼロ(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)への目標を掲げており、脱炭素と経済成長の両立に向けた現実的なトランジション戦略が強く求められています。
ACEはASEAN地域のエネルギー分野における国際機関であり、同地域全体のトランジションに向けたガイドを示す役割を担っています。2021年9月には旗艦レポートである第7次ASEAN Energy Outlookを発表して、ASEANの将来のエネルギー需給像を描いており、現在は第8次Outlookの準備を進めています。
MRIは国内外で政府・企業の脱炭素関連の課題解決支援に取り組んでいます。ASEAN地域でも脱炭素関連の政策立案支援・事業コンサルティングなどを手掛けており、その一環として、ACEとの連携強化を図ってきました。
2. 概要
本共同研究契約ではASEANの脱炭素と経済成長の両立に向けて、次のような活動を実施します。
カーボンプライシングがもたらすASEANの産業影響分析(国際貿易モデルを活用)
ASEANの産業競争力の維持・強化の視点から必要となる脱炭素移行に関する提言
MRIは、これまでの国内外における脱炭素関連の政策立案・事業支援の経験と、エネルギー・経済モデルを用いた独自の定量分析の知見を活用し、ACEはASEAN地域の実情を踏まえた専門知見を提供します。両者の強みを融合させることで、ASEAN地域で必要となる脱炭素移行に関する共同研究を進めます。
3. 今後の予定
共同研究の結果は別途対外公表を予定しています。
MRIはこの取り組みを起点として、今後のMRIとACEのさらなる関係深化とともに、日本およびASEAN双方における脱炭素と経済成長の両立への貢献を目指します。
本件に関するお問い合わせ先
--------------------------------------
株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
【内容に関するお問い合わせ】
政策・経済センター 石田、吉永、志田
メール:pec-asean@ml.mri.co.jp
【報道機関からのお問い合わせ】
グループ広報部
メール:media@mri.co.jp
この銘柄の最新ニュース
三菱総研のニュース一覧- 東北大学と三菱総合研究所が世界の防災力強化に向け国際標準開発 2024/12/19
- コーポレート・ガバナンスに関する報告書 2024/12/18 2024/12/18
- ネットワークを通じて人間の感覚や動作を拡張する人間拡張技術で 社会課題の解決をめざす「人間拡張コンソーシアム」に 6 社が参画 2024/12/17
- 高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」による 収量増加と環境負荷低減の両立を実証 2024/12/10
- 【提言】人口減少社会における地域レジリエンスのあり方 2024/12/04
マーケットニュース
- 来週の株式相場に向けて=年末・年始意識しレジャー・ゲーム関連株が優位の展開か (12/20)
- 東京株式(大引け)=111円安と6日続落、方向感に欠け値を消す展開に (12/20)
- 20日香港・ハンセン指数=終値19720.70(-31.81) (12/20)
- 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も利益確定売りが下押し (12/20)
おすすめ条件でスクリーニング
三菱総合研究所の取引履歴を振り返りませんか?
三菱総合研究所の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。