当年度は「中期経営計画2023」の中間年(2年目)にあたり、基盤事業であるリサーチ・コンサルティング事業、金融ソリューション事業の価値提供力に磨きをかけ、シンクタンクとしての政策提言機能の強化、成長領域であるデジタル・トランスフォーメーション(DX)事業、ストック型(知的資産を活用した汎用サービス提供)事業、海外事業などへの先行投資を進めている。また、人財、都市・モビリティ、エネルギー、ヘルスケア、情報通信、食農などの分野で、研究・提言から社会実装に至るバリューチェーン(価値創造プロセス:VCP)を一貫して手掛けるVCP経営を展開、新たな事業の柱や収益源の獲得に注力している。ロシアによるウクライナ侵攻や新型コロナウイルス感染拡大の長期化は、当第3四半期累計期間における業績には大きな影響は見られず、順調な成果があがっている。
シンクタンク・コンサルティングサービスの売上高(外部売上高)は408.48億円(前年同期は337.35億円)、経常利益は62.12億円(同49.44億円)となった。官公庁分野のAIシミュレーションを含む大型案件や5G関連の実証案件、再生エネルギー関連の調査・実証案件、金融機関向けコンサルティング案件の伸長により、増収増益となった。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は7.59億円増加、経常利益は0.40億円減少している。当影響を除いた場合でも、増収増益となっている。
ITサービスの売上高(外部売上高)は508.24億円(前年同期は466.67億円)、経常利益は42.20億円(同24.19億円)となった。金融機関向けシステム基盤更改案件などが売上に貢献し、増収増益となった。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は22.22億円増加、経常利益は9.92億円増加している。当影響を除いた場合においても、増収増益となっている。
2022年9月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比13.6%増の1,170.00億円、営業利益が同34.2%増(前回予想比19.5%増)の92.00億円、経常利益が同37.4%増(同19.5%増)の104.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.7%増(同17.2%増)の75.00億円としている。
<ST>
この銘柄の最新ニュース
三菱総研のニュース一覧- 2025年大阪・関西万博 全国の関心・来場意向伸び悩むも、リピート意向は上昇 2024/12/23
- 東北大学と三菱総合研究所が世界の防災力強化に向け国際標準開発 2024/12/19
- コーポレート・ガバナンスに関する報告書 2024/12/18 2024/12/18
- ネットワークを通じて人間の感覚や動作を拡張する人間拡張技術で 社会課題の解決をめざす「人間拡張コンソーシアム」に 6 社が参画 2024/12/17
- 高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」による 収量増加と環境負荷低減の両立を実証 2024/12/10
マーケットニュース
- シカゴ日経平均先物 ニューイヤーズデーのため休場 (1月1日) (01/02)
- シカゴ日経平均先物 大取終値比 600円安 (12月31日) (01/01)
- 【これからの見通し】2025年は静かに始まる、昨年末のドル高水準を踏襲 (01/02)
- 米国株式見通し:強含みか、新規の買いが入りやすい (01/02)
おすすめ条件でスクリーニング
三菱総合研究所の取引履歴を振り返りませんか?
三菱総合研究所の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。