■ダブスタ <3925> 1,657円 (+242円、+17.1%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ダブルスタンダード <3925> [東証P]が続急騰、一時ストップ高となった。前週末22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。あわせて、SBIホールディングス <8473> [東証P]傘下のSBIファイナンシャルサービシーズと結んでいる資本・業務提携について業務提携の内容を深化させると発表しており、これらを好感した買いが入った。自社株買いの取得上限は68万株(自己株式を除く発行済み株数の5.0%)、または10億2000万円。期間は10月1日から来年3月31日まで。SBIファイナンシャルサービシーズとの提携深化では、ダブスタのデータクレンジング技術の活用を強化するなど各種取り組みを推進していく。これに伴いSBIファイナンシャルサービシーズがダブスタ株を追加取得し、持ち株比率を18.67%から19.90%へ高める。
■Aバランス <3856> 3,860円 (+540円、+16.3%)
Abalance <3856> [東証S]が続急騰。同社は祖業のソフトウェア開発から業態転換し、太陽光パネルの製造を主力としておりベトナムに同関連子会社を有する。業績は売上高、利益ともに急拡大途上にあるが、前週末22日の夜にAbalanceグループの中期経営計画を発表した。数値目標としては26年6月期に営業利益308億円(23年6月期実績は135億6500万円)を掲げており、これを材料視する形で投資資金が集中する格好となった。
■ヤマトインタ <8127> 319円 (+30円、+10.4%)
ヤマトインターナショナル <8127> [東証S]が3日ぶり急反騰。前週末22日の取引終了後、集計中の23年8月期連結業績について、営業利益が従来予想の2億5000万円から3億円(前の期比2.1倍)へ、純利益が3億6000万円から5億6000万円(同23.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。想定以上に長引く新型コロナウイルス感染症による影響を受けて、売上高は214億6000万円から208億円(同7.2%増)へ下振れて着地したものの、上期終盤の2月以降は春夏物のプロパー販売が好調に推移したことに加えて、セール期における値引き率の抑制などで利益は上振れた。
■ニッピ <7932> 4,250円 (+385円、+10.0%)
ニッピ <7932> [東証S]が4日ぶり急反騰。同社は22日取引終了後、中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる26年3月期の連結営業利益目標を25億円(23年3月期実績は14億7100万円)としていることが評価材料となったようだ。26年3月期の連結売上高目標は525億円(同448億1100万円)に設定。基本方針として「成長と健全性の両立」「収益基盤の改革」「人材育成」を掲げている。
■久世 <2708> 2,219円 (+199円、+9.9%)
久世 <2708> [東証S]が続急伸。東京証券取引所が22日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を25日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も25日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われたようだ。
■第一三共 <4568> 4,185円 (+294円、+7.6%)
東証プライムの上昇率4位。第一三共 <4568> [東証P]が5日ぶり急反発。同社と英アストラゼネカ
■平和堂 <8276> 2,626円 (+163円、+6.6%)
東証プライムの上昇率6位。平和堂 <8276> [東証P]が続急伸。前週末22日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を4200億円から4270億円(前期比2.7%増)へ、営業利益を68億円から130億円(同15.3%増)へ、純利益を46億円から83億円(同10.4%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感された。上期において、 新型コロナウイルス感染症の位置づけ移行に伴う外出需要の回復や客数の増加、継続的な物価上昇による一品単価の上昇などにより売上高が想定を上回ったことが要因。また、光熱費の使用量削減の取り組みや燃料調整費が想定ほど上昇しなかったことに加え、広告宣伝費の効果的運用や生産性改善に取り組んでいることも寄与する。
■パークシャ <3993> 2,784円 (+140円、+5.3%)
PKSHA Technology <3993> [東証S]が続急伸。同社は22日、弁護士ドットコム <6027> [東証G]が取り組む生成AIを活用した「リーガルブレイン」の開発を技術支援すると発表。同社は、自社が持つ大規模言語モデル(LLM)の処理を最適化するソリューション「PKSHA LLMS」や自然言語処理、機械学習・深層学習技術に関わるアルゴリズムの知見を、弁護士COMが持つ数多くのリーガルデータ、リーガルビジネスに関する経験ノウハウと組み合わせることで、プロフェッショナル領域におけるLLMの社会実装事例の創出を目指すとしている。
■GAテクノ <3491> 1,224円 (+57円、+4.9%)
GA technologies <3491> [東証G]が大幅続伸。SBI証券が前週末22日、GAテクノの目標株価を2300円から2400円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。セールス人員数の増加は中長期的に好印象と指摘。主力商材の中古マンションの売上総利益が再び成長すると想定する。同証券はGAテクノの24年10月期の営業利益予想を33億3200万円から34億5300万円に見直した。
■Gセキュリ <4417> 4,695円 (+215円、+4.8%)
グローバルセキュリティエキスパート <4417> [東証G]が大幅高で5日続伸。前週末22日の取引終了後、サイバーセキュリティーの強化などを目的に、兵庫県警と連携・協力する協定を締結したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。兵庫県内の企業に対し、セキュリティー対策への意識の向上や対策の推進を促す。兵庫県警もGセキュリからのノウハウ提供を通じ、捜査官の育成を目指す。将来的な人事交流による研修なども実現していくという。
■Jマテリアル <6055> 2,358円 (+88円、+3.9%)
ジャパンマテリアル <6055> [東証P]が5日ぶり大幅反発。前週末22日の取引終了後、23年9月末時点の株主への株主優待の提供をもって株主優待制度を廃止すると発表したが、同社はここ連続で増配していることから、増配への期待感がこれを上回ったようだ。株主への公平な利益還元の観点から慎重に検討を重ねた結果という。
■アドテスト <6857> 16,500円 (+615円、+3.9%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が大幅続伸。そのほか、ディスコ <6146> [東証P]など生成AI関連に位置付けられる半導体製造装置関連は頑強な値動きとなった。ここ半導体セクターは調整色の強い展開で、特にアドテストは前週末時点で26週移動平均線を下回るなど軟調さを際立たせていた。米国株市場では生成AI関連のシンボルストックとして買われていた画像処理半導体大手のエヌビディア
■芝浦機 <6104> 4,245円 (+155円、+3.8%)
芝浦機械 <6104> [東証P]が大幅反発。射出成形機やダイカストマシン、工作機械、産業用ロボットなどを手掛け、射出成形機は高水準の受注を確保し業績に貢献している。24年3月期は大幅増収効果を反映し営業利益段階で前期比2.6倍の150億円を見込む。また、同社は電気自動車(EV)向け製品としてリチウムイオン2次電池向けBSF製造装置(セパレーターフィルム製造装置)を製造しており、同商品への引き合いが旺盛で、同社の成長ドライバーとして注目される。株式需給面では貸株調達による空売りが溜まっているもようで、9月末を目前にして買い戻しの動きが株価に浮揚力を与えた。
■アカツキ <3932> 2,391円 (+77円、+3.3%)
アカツキ <3932> [東証P]が大幅続伸。アカツキゲームスが23日、スマートフォン向けシネマティック錬金術RPG「レスレリアーナのアトリエ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~」の正式サービスが開始されたと発表。これが材料視されたようだ。このゲームは、コーエーテクモホールディングス <3635> [東証P]のグループ会社であるコーエーテクモゲームスと共同開発したもので、コーエーテクモゲームスを通じて配信されている。
■アステラス <4503> 2,156.5円 (+60.5円、+2.9%)
アステラス製薬 <4503> [東証P]が5日ぶり反発。前週末22日の取引終了後、米製薬企業のシーゲン
■MIXI <2121> 2,458円 (+64円、+2.7%)
MIXI <2121> [東証P]が5日ぶり反発。前週末22日の取引終了後、9月29日付で自社株450万株(発行済み株数の5.75%)を消却すると発表したことが好感された。なお、消却後の発行済み株数は7363万850株となる予定だ。
■テクマト <3762> 1,557円 (+38円、+2.5%)
テクマトリックス <3762> [東証P]が5日ぶり反発。前週末22日の取引終了後、24年3月期の配当予想について、中間8円・期末16円の年24円から中間9円・期末16円の年25円(前期23円)に増額修正したことが好感された。
■JCRファ <4552> 1,381円 (+32円、+2.4%)
JCRファーマ <4552> が4日ぶり反発したほか、カルナバイオサイエンス <4572> [東証G]、キャンバス <4575> [東証G]、メディシノバ・インク <4875> [東証S]、クリングルファーマ <4884> [東証G]などバイオ関連株に動意づく銘柄が相次いだ。政府は10月にまとめる経済対策で重要物資の供給力の強化を盛り込む調整に入ったことが伝わっているが、そのなか半導体や蓄電池と並んで、バイオ関連なども対象に5~10年の単位で企業の生産コストの負担を軽減する税制を検討する方向にある。民間企業の参入に際し、リスクが高い分野で政府が支援する構えにあることで、バイオベンチャーへの思惑買いを誘発したようだ。バイオセクターはこれまで貸株調達による空売りが積み上がっている銘柄も多く、このアンワインドの動きも需給面から株価に浮揚力を与えた。
■TSIHD <3608> 828円 (+19円、+2.4%)
TSIホールディングス <3608> [東証P]が続伸。前週末22日の取引終了後、10月31日付で自社株306万9100株(発行済み株数の3.58%)を消却すると発表したことが好感された。なお、消却後の発行済み株数は8272万6355株となる予定だ。
■スマレジ <4431> 2,581円 (+58円、+2.3%)
スマレジ <4431> [東証G]が3日続伸。岩井コスモ証券は22日、同社株のレーティング「A」と目標株価3300円を継続した。第1四半期(5-7月)が良好な業績となり、利益は計画を超過する可能性が高まったとみている。第1四半期の営業利益は4億1000万円(前年同期比2.2倍)と好調だった。同期の有料プラン登録店舗数の純増数は500店舗超が続き、8月は814店舗と伸びた。24年4月期の営業利益9億1400万円に対する進捗率は44.9%と高く、同証券では9億8000万円への増額修正を予想している。
■テクノプロH <6028> 3,323円 (+73円、+2.3%)
テクノプロ・ホールディングス <6028> [東証P]が続伸。同社は25日、子会社のテクノプロ(東京都港区)の社内カンパニーであるテクノプロ・デザイン社が、村田製作所 <6981> [東証P]が提供するIoTセンサープラットフォーム「Pifaa」のパートナーシッププログラムに参加したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。テクノプロ・デザイン社は製造業の顧客向けに、エンジニアリング・人材サービスとともにソリューションサービスを提供している。村田製のセンサープラットフォームとの連携により、顧客が抱える課題の解決と新規ソリューションの創出につなげる。
■エリアリンク <8914> 2,772円 (+61円、+2.3%)
エリアリンク <8914> [東証S]が6日ぶり反発。前週末22日の取引終了後、LIFULL <2120> [東証P]子会社でトランクルームの検索サイト「LIFULL トランクルーム」の運営などを行うLIFULL SPACEの全株式を9月29日の予定で取得し、子会社化すると発表したことが好感された。LIFULL SPACEが「LIFULL トランクルーム」の運営により蓄積したノウハウをエリアリンクが保有するデータに加え活用することで、今後新規に出店するトランクルームの精度を更に高めるのが狙い。また、LIFULL SPACEのシステム開発力・技術力を活用することでIT・デジタル面における経営基盤の強化、「ハローストレージ」に関連するシステムの効率化並びにデータベースの精度向上が図られることが期待されている。なお、24年12月期業績への影響は現在精査中としている。
■エーザイ <4523> 8,645円 (+166円、+2.0%)
エーザイ <4523> [東証P]が5日ぶり反発。25日、「レケンビ点滴静注」(一般名レカネマブ)について、日本の厚生労働省からアルツハイマー病治療薬として製造販売承認を取得したと発表した。レカネマブは同社と米バイオジェン
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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