フジックス、前期最終を一転赤字に下方修正

　フジックス <3600> [東証２] が5月26日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の9200万円の黒字→2500万円の赤字(前の期は2億1600万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3000万円の黒字→8700万円の赤字(前年同期は1900万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、昨春以降の販売価格の改正により、販売単価は上昇したものの、下期以降の消費税率改定や暖冬傾向が消費マインドを委縮させ、衣料品や手芸関連品の消費は低調となり、服飾材料である縫い糸の商況も一層厳しさが増すなど、予想以上に販売数量が落ち込んだこともあり、前回発表を若干下回る見込みとなりました。　利益面につきましても、減収の影響等により営業利益及び経常利益ともに前回発表を下回る見込みとなりました。また下記２.「減損損失の計上について」に記載のとおり、特別損失を計上することとなったため、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表を大幅に下回る見込みとなりました。２.減損損失の計上について　当社が保有する東京支店に係る固定資産について「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、その回収可能性などを総合的に検討した結果、当第４四半期連結会計期間において、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、89 百万円を減損損失として計上することといたしました。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる場合があります。