ソトー、前期最終を赤字拡大に下方修正

　ソトー <3571> [東証Ｓ] が4月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の6億円の赤字→11.3億円の赤字(前の期は8.3億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の6.1億円の赤字→11.4億円の赤字(前年同期は6.1億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症が新たな変異ウイルスにより再拡大し、再び衣料消費が低迷したことで売上高が100 百万円減少し、利益面につきましては、売上高の減少に加えて原油等の資源高及び円安に伴う燃料、原材料の値上りによる影響等により、前回発表予想より営業利益及び経常利益は280 百万円減少する見込みであります。また、工場移転費用622 百万円及び減損損失142 百万円を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表より530 百万円減少する見込みとなり、上記のとおり業績予想を修正いたします。２. 工場移転費用（特別損失）の計上について　　当社グループは、2021 年５月10 日付で「工場集約及び設備投資に関するお知らせ」として公表いたしました工場集約を予定通り推し進めており、将来発生が見込まれるものも含めた工場移転費用622 百万円を特別損失として計上することといたします。３. 減損損失（特別損失）の計上について　当社グループが保有する資産のうち、染色加工事業及びテキスタイル事業に係る固定資産について、工場集約後の資産状況も含めて将来の回収可能性を検討した結果、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき減損処理を行い、142 百万円を特別損失として計上することといたします。（注）上記の業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。