新中期経営計画「Evolution2027」では、「For Further Evolution!」(さらなる進化に向けて)をテーマとし、経営基盤と事業基盤を盤石とすることで、個と組織の強化による進化を続け、持続可能な社会の実現への貢献を目指す。
2024年2月期までの経営方針においては業容拡大及び業績目標の達成を目指してきたが、2025年2月期では、100年企業に向けて持続可能かつ飛躍的な成長の基盤作りを優先する期間と位置付け、同中期経営計画で掲げた重点戦略を推進する。
新中期経営計画「Evolution2027」の最終年度計画値は、売上高168.00億円、営業利益18.30億円とし、この期間における売上高のCAGR(年平均成長率)は9.2%、営業利益のCAGRは40.3%を想定。親会社株主に帰属する当期純利益10.60億円、ROE20%以上を目指す。
「Vision2030」では、売上高240.00億円、営業利益34.00億円を目標とし、それぞれのCAGRは売上高14.5%、営業利益21.3%を想定。この目標達成に向け、エコロジカルなイノベーションや社会的責任の強化など、持続可能性を重視した戦略を展開する。
また、新中期経営計画において、財務戦略「キャピタルアロケーション」の方針を確立し、営業CFを越える投資が必要な場合には、外部借入によって補い、M&A、人財投資、IT投資などの成長投資を積極的に行う。これにより、持続的な成長と企業価値の向上が見込まれる。
株主還元方針を大幅強化する方針で、前年の1株当たりの年間配当金を下限とする「下限配当の設定」などの措置を取り入れ、株主への還元を積極的に行う。2025年2月期の年間配当金は特別配当金1円(設立35周年の記念配当)を含み2円増配し35円を予定している。自社株買いは株価についての自社の認識と市場評価のギャップの解消に努め、ROE、資本効率、CFの水準を考慮し、機動的に実施する方針である。
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