■BBDイニシ <5259> 617円 (+100円、+19.3%) ストップ高
BBDイニシアティブ <5259> [東証G]がストップ高。4日、グループ子会社のネットビジネスサポートが、ブラウザの拡張機能を使って右クリックだけで簡単に会社情報の検索やチェックが可能となるサービス「クリックサーチ」の提供を開始したと発表。これが株価の刺激材料となったようだ。ブラウザ画面上の企業名を右クリックするだけで、法人番号やインボイス番号、企業規模、電話番号、ニュースなどを表示。企業の営業部門やマーケティング、経理、購買部門の業務効率化を促す。費用は3つのIDの年間契約で月1万5000円(税別)とする。
■カーメイト <7297> 1,033円 (+150円、+17.0%) ストップ高
カーメイト <7297> [東証S]がストップ高。3日の取引終了後、東京大学と共同で給電状況の可視化システムを開発したと発表しており、好材料視された。同社では東京大学、柏市、そのほかの関係機関とともに電気自動車を走行中に給電する技術の開発に取り組んでおり、同社は車載機器と送電コイルの制御装置間の通信技術に携わっている。今回開発した可視化システムは、実験用の車両に搭載された車載機器と、データ処理を行うクラウドサーバー、及びスマートフォンアプリで構成され、走行中の給電状況などのデータをスマートフォンアプリで可視化できるようにしたほか、無駄な電力消費を抑えるよう、送電コイルのON/OFFを指示できるようにしたことが特徴としている。
■霞ヶ関C <3498> 7,390円 (+1,000円、+15.7%) ストップ高
霞ヶ関キャピタル <3498> [東証G]がストップ高。3日の取引終了後、2021年10月に公表した26年8月期までの中期経営計画の修正を発表した。期間を5ヵ年から4ヵ年に短縮。26年8月期に営業利益200億円、純利益100億円にする当初の計画を1年前倒しし、25年8月期での達成を目指す。あわせて大幅な増配計画も示しており、好感されたようだ。コロナ禍を経てホテル需要が急速に回復するなか、アパートメントホテル事業はこれまでの想定を大きく超えた事業拡大を見込めるようになった。ヘルスケア関連施設開発が事業として本格的に発足したことも踏まえ、計画に織り込んだ。24年8月期は営業利益で前期比91.3%増の85億円(従来の計画は35億円)、純利益は同2.4倍の50億円(同20億円)を計画する。売上高は同60.9%増の600億円の見込みで、年間配当予想は120円(同60円増配)に設定した。26年8月期の業績目標は未定とした。23年8月期の連結決算は、売上高が前の期に比べ79.4%増の372億8200万円、最終利益が同2.0倍の20億5000万円だった。
■セキュアヴェ <3042> 411円 (+53円、+14.8%) 一時ストップ高
セキュアヴェイル <3042> [東証G]が3日続急騰。4日、グループ会社のLogStareが開発・販売する、米マイクロソフト
■ギグワークス <2375> 580円 (+60円、+11.5%)
ギグワークス <2375> [東証S]が4日続急騰。ここ全体相場は急落を強いられているが、同社株は前週9月27日にマドを開けて上放れ、いったん小休止を入れたものの買い直され一気に株価水準を切り上げる展開にある。同社は法人向けIT支援やエンジニア派遣を主力にコールセンターにも注力するが、業務領域は多岐にわたり、同社の完全子会社を通じてブロックチェーンゲームの共同開発も進めている。 ブロックチェーンゲーム「SNPIT(スナップイット)」のストラテジックアドバイザーに、作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏が就任すると発表したことが、今回の急騰パフォーマンスの起点となっている。また、登録者数12万5000人規模のギグワーカー向け少額短期保険への参入など、個人事業主を対象とした保険事業への展開で商機を捉えている。時価総額120億円強の小型株ながら、出来高流動性の高さが際立っており、前日3日は回転売買が加速し2000万株近い商いをこなし、マーケットでも話題となっていた。
■VIX短先物 <1552> 767円 (+67円、+9.6%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が3日続急伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。3日の米VIX指数は前日2日に比べ2.17(12.32%)ポイント高の19.78に上昇した。一時20.48と4ヵ月半ぶりに警戒ラインとされる20を上回った。同日の米株式市場で、NYダウは430ドル安と3日続落。米長期金利が一時、4.81%と07年8月以来の高水準をつけた。金利上昇が懸念されるなか、米株式市場では売りが優勢となった。こうしたなか、VIX短先物は上昇した。
■西部技研 <6223> 2,900円 (+199円、+7.4%)
西部技研 <6223> [東証S]が急伸。3日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、公開価格2600円を87円(3.3%)上回る2687円で初値をつけ、初日は初値を上回る2701円で取引を終えた。全般安のなか、直近IPO銘柄ならではの上値抵抗の小さい銘柄として物色されたようだ。
■クスリアオキ <3549> 9,070円 (+515円、+6.0%)
東証プライムの上昇率3位。クスリのアオキホールディングス <3549> [東証P]が続急伸。3日の取引終了後、11月20日を基準日として1株を3株に株式分割するほか、それに伴い期末配当予想を16円から5円50銭に修正すると発表しており、実質増額となる予定であることが好感された。同時に発表した第1四半期(5月21日-8月20日)連結決算は、売上高1074億3900万円(前年同期比17.1%増)、営業利益66億6000万円(同48.8%増)、純利益47億8900万円(同15.6%増)と大幅増益となり、これも好材料視された。既存店の改装を中心に生鮮食品などの品揃えを強化したほか、ドラッグストアを9店舗、ドラッグストア併設調剤薬局15局を新規に開設した。なお、24年5月期通期業績予想は、売上高4100億円(前期比8.2%増)、営業利益178億円(同16.4%増)、純利益130億円(同5.5%増)の従来見通しを据え置いている。
■QBNHD <6571> 1,613円 (+62円、+4.0%)
東証プライムの上昇率4位。キュービーネットホールディングス <6571> [東証P]が5日ぶり大幅反発。3日取引終了後、9月度の国内店舗売上高・来店客数(速報)を発表。既存店ベースの売上高が前年同月比14.8%増と引き続き増加基調を維持したことから、これが好感された。既存店ベースの来店客数は同2.2%増。なお、全店ベースでは売上高が同11.9%増、来店客数が同0.5%減だった。
■レオパレス <8848> 328円 (+11円、+3.5%)
東証プライムの上昇率6位。レオパレス21 <8848> [東証P]が大幅反発。同社は単身者向けワンルームを主力とする賃貸住宅大手。新型コロナウイルスの影響で法人顧客を中心に抑制されていた入居需要が回復し、直近4-6月期は営業2.1倍増益と急拡大。通期でも大幅増益を見込んでいる。好業績を背景に堅調な値動きを続けるなか、4日はみずほ証券の格上げを手掛かりに全体下げ相場のなか逆行高を演じた。
■マネックスG <8698> 559円 (+14円、+2.6%)
マネックスグループ <8698> [東証P]が反発。日本経済新聞電子版が4日、「NTTドコモはマネックスグループと資本業務提携する方針を固めた」と報じたことを機に、買い注文が殺到している。報道によると日本電信電話 <9432> [東証P]傘下のNTTドコモが500億円規模の出資をし、マネックスGと共同出資会社を設立。マネックスGが手掛ける金融サービスを自社の経済圏に取り込むとしている。
■F&LC <3563> 2,569円 (+46円、+1.8%)
FOOD & LIFE COMPANIES <3563> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に発表した9月度の月次情報で、国内スシローの既存店売上高が前年同月比9.9%増となり、3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。迷惑動画問題などで客数が一時落ち込んだものの、8月以降客数がプラスに転じていることが寄与。また、客単価も同9.5%増だった。
■オービック <4684> 22,795円 (+350円、+1.6%)
オービック <4684> [東証P]が7日ぶり反発。4日付の日本経済新聞朝刊は「オービックの2023年4-9月期の連結営業利益は、前年同期比15%増の350億円強になったようだ」と報じた。株価は直近で調整色を強めていたとあって、押し目買いを誘う要因となったようだ。報道によると、主力の統合基幹業務システム(ERP)の販売が伸長したほか、インボイス制度への対応で、中小企業からシステム改修などの需要が増えたという。通期の業績予想は据え置く公算が大きいと伝えている。
■ウエルシア <3141> 2,554円 (+34.5円、+1.4%)
ウエルシアホールディングス <3141> [東証P]が5日ぶりに反発。そのほか、マツキヨココカラ&カンパニー <3088> [東証P]、ツルハホールディングス <3391> [東証P]、コスモス薬品 <3349> [東証P]、スギホールディングス <7649> [東証P]などドラッグストア大手が全般相場軟調のなか逆行高となった。クスリのアオキホールディングス <3549> [東証P]が3日の取引終了後に発表した第1四半期(5月21日-8月20日)連結決算が、売上高1074億3900万円(前年同期比17.1%増)、営業利益66億6000万円(同48.8%増)と大幅増収増益となったことが刺激材料となったようだ。また、クスリアオキは11月20日を基準日として1株を3株に株式分割するとあわせて発表しており、ツルハHDやコスモス薬品は株価が1万円を超えていることもあって、株式分割への思惑も働いたようだ。
■伊勢化 <4107> 8,520円 (+100円、+1.2%)
伊勢化学工業 <4107> [東証S]が反発。岸田首相が3日、首相官邸で開いた東京GX(グリーントランスフォーメーション)ラウンドテーブルで、日本発の「ペロブスカイト型」の次世代太陽電池について、2025年に市場投入を目指す考えを表明した。主な原料となるヨウ素を生産する伊勢化に対しては、思惑的な買いを誘う格好となったようだ。
※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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