アクサスＨＤ、今期経常を一転12％増益に上方修正、配当も2円増額

　アクサスホールディングス <3536> [東証Ｓ] が7月13日朝(08:50)に業績・配当修正を発表。22年8月期の連結経常利益を従来予想の2億3400万円→3億0700万円(前期は2億7300万円)に31.2％上方修正し、一転して12.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の100万円→7400万円(前年同期は8600万円)に74倍増額し、減益率が98.8％減→14.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→4円(前期は3円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　令和４年８月期通期連結業績予想につきましては、売上高は概ね計画のとおり推移しており、収益に関しましては、小売事業は、新型コロナウイルスの感染予防対策の需要における衛生用品や巣ごもり消費の需要におけるライフスタイルを豊かにする雑貨、インテリア、ＤＩＹ、ガーデニング用品等の商品需要の増加に対し、お客様に今必要とされる需要にスピーディーにお応えすることで収益が増加しております。卸売事業は、家飲み需要を取り込むために一般家庭向けの小売酒販店やネット販売店等への販売強化に取り組んだことや外食需要が回復傾向にあること等により収益が増加しております。不動産賃貸事業は、構造改革を実施する一環として不動産賃貸事業に転換した店舗の収益が全額計上され始めたこと等により、安定的な収益獲得に寄与しております。また、主として、小売セグメントの販売施策の見直しによる販売費及び一般管理費の合理化等に取り組んだことにより、販売費及び一般管理費が計画値未満で推移したことで、営業利益、経常利益並びに親会社に帰属する当期純利益が当初の計画値を上回って推移しております。つきましては、足元の月次業績も踏まえ、通期業績予想を上記のとおり修正するものといたしました。

　当社グループは、株主の皆様に対する利益還元策を重要課題の一つとして認識しており、１株当たりの年間配当金額を２円00銭とした安定配当を基本とし、各期における業績等を勘案したうえで配当金額の上乗せを検討しております。令和４年８月期の配当につきましては、期末配当金を２円00銭、年間配当金を ２円00銭と予定させていただいておりましたが、営業利益、経常利益並びに親会社に帰属する当期純利益が当初の計画値を上回る見込みとなったことから、上記の基本方針に従い、期末配当金を従来予想より１株につき ２ 円 00 銭増額し ４ 円00 銭とし、年間配当金を ４ 円 00 銭（普通配当２円 00 銭、特別配当 ２ 円 00 銭）とさせていただくことといたしました。（注）上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。